(この記事は、2025年1月13日に配信しました第413号のメールマガジンに掲載されたものです)

新年1回目は、2025年にメモリアルイヤーを迎える代表的な作曲家のご紹介です。

●ドメニコ・スカルラッティ、ヘンデルJ.S.バッハ : 生誕340年

いずれもバロック時代を代表する音楽家で、生誕340年です。

スカルラッティは、父のアレクサンドロ・スカルラッティも有名な音楽家で、その6番目の子供になります。イタリア生まれで、540曲や555曲とも言われている膨大なソナタがあります。

ヘンデルは、ドイツ生まれでイギリスに帰化した作曲家です。オラトリオ「メサイア」は、今でもよく演奏されます。後の作曲家ベートーヴェンは、ヘンデルの作品をとても高く評価し、尊敬していたそうです。

J.S.バッハも、ヘンデルと同じくドイツ生まれですが、生涯ドイツ国内で活躍しました。「トッカータとフーガ ニ短調」は、あらゆるオルガン曲の中でナンバー1と言ってもよいほどの知名度があります。

ヨハン・シュトラウス2世 : 生誕200年

父のヨハン・シュトラウス1世の長男で、オーストリアの作曲家です。「美しき青きドナウ」など、ウィンナーワルツの名曲を次々に生み出し、「ワルツ王」とも呼ばれました。

サン=サーンス : 生誕190年
フランスを代表する音楽家で、「動物の謝肉祭」などが有名です。2歳でピアノを弾き、3歳で作曲を始め、10歳でコンサートデビューという神童でした。

ガブリエル・フォーレ : 生誕180年
サン=サーンスと同じくフランスを代表する音楽家で、サン=サーンスからもピアノを習い、長年親交を結んでいました。「シシリエンヌ」などが代表作になります。パリ音楽院の学長なども務めました。

モーリス・ラヴェル : 生誕150年
ラヴェルもまた、フランスの作曲家になります。代表作「ボレロ」は、誰もが一度は聴いたことがある作品かと思います。パリ音楽院でフォーレに師事しました。

ビゼー : 没後150年
オペラ「カルメン」が特に有名なのではないでしょうか。「ウィリアム・テル」「セビリアの理髪師」など、数多くのオペラ作品を書いたロッシーニの音楽の大ファンだったそうです。

エリック・サティ : 没後100年
ドビュッシーやラヴェルにも大きな影響を与えたと言われている作曲家で、元祖BGM音楽の作曲家と言ってもよいかもしれません。「ジュ・トゥ・ヴ」や「ジムノペディ」が大変有名です。

歴史上有名な音楽家が、もっと古い時代の音楽家を尊敬していたり、ファンだったという事を知るだけでも、現代の私たちが音楽を楽しむことと共通する部分があり、親近感がぐっと増しますね。いろいろな場面で、今回ご紹介した音楽家などの作品が取り上げられたり、聴く機会も増えるかもしれませんので、これからも注目していきたいものです。

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