(この記事は、第211号のメールマガジンに掲載されたものです)

今回は、お子様の生徒さんの保護者面談のお話しです。

ピアノ教室でも、数年前から保護者面談を行っています。

幼稚園生や保育園生、小学校低学年くらいまでは、お母様などが毎回レッスンに同席されたり、送り迎えをされるので、その時にいろいろとお話ができます。

しかし、それ以上の年齢となりますと、生徒さんが1人で通ってきますので、保護者の方とお話しする機会が明らかに減ってしまいます。気をつけないと、年に1回行われる発表会でしかお会いしないという事にもなりかねません。

そのため、保護者面談という形で、保護者の方とお話する機会を設けさせていただいています。

保護者面談では、事前に、ご都合のよい日時と共に、親御さんから見たお子様の日頃の生活の様子や自宅での練習状況、気になる点やレッスンについてのご質問などをアンケートに記入して頂きます。

そして、面談当日は、その内容も踏まえながら、レッスンの進度や様子についてのお話しをしました。

レッスンの進度については、「とても良いペースで進んでいます」と直接お伝えしますと、ホッとされる親後さんが多いのが印象的です。

中学生のお母様は、お子様に聞いてもあまり話したがらないので、状況がよくわからないのかもしれません。

中学生は、年齢的に難しい年頃と言われますが、ピアノ教室では、不機嫌な態度をする生徒さんは全くおらず、どなたも楽しそうにお話しをして、レッスンも積極的に受けています。

ご自宅で、お子様とのやり取りの難しさを感じて、レッスンでも失礼な態度を取っていないか少々心配されていたお母様も、レッスンの様子を聞いてホッとされていました。

面談では、レッスンの様子の他に、今後の目標やピアノレッスンの目的についてのお話しもしました。

そのお話の結果、初めて発表会に参加する事になったり、ピアノのグレードを受験する事になった生徒さんも出てきました。

日頃のレッスンだけでも力は付いてくるものですが、発表会やグレードに参加することで、期日までに仕上げる力や、レッスンや自宅での練習の集中力アップ、自分の力だけでやり切る能力も付きますし、やり切った時の達成感も味わえます。

グレードは評価も付きますので、努力を認めてもらう嬉しさを味わうことができるでしょうし、それが今後の励みにもなるでしょう。

保護者の方にとっても、お子様の頑張りや成長を具体的な形で感じることができるのではないかと思います。

面談の最後では、ご質問にもお答えしました。

ピアノの購入を考えている保育園生のお母様からは、電子ピアノと生のピアノの違いや、生徒さんの成長への影響についてのご質問をいただきました。

保護者面談は、保護者の方にも、私自身にとりましても、貴重な時間になりました。

今後のレッスンがスムーズに進み、生徒さんが楽しく、そして力がついて成長して行かれるように、ますます頑張りたいと思いました。

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