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どんな練習をすれば、よく響くつやのあるいい音が出るのでしょうか

  • どんな練習をすれば、よく響くつやのあるいい音が出るのでしょうか。

    娘が、とあるコンクールに出ました。 かなりの練習をし、先生がアドバイスしてくださることをすべてクリアして、スピード感もあり力強く、 よく仕上がったと何人かの先生にもとても高い評価をもらって臨んだコンクールでした。娘もその言葉を信じていつも通りひくことができました。  ですが、入賞もしませんでした。

    当日の娘の演奏を見て 先生は、いつも通り弾けてる、悪くないよ。コンクールは審査員の好みもあるから と言われました。 ですが、そのあと 同じ曲を弾いたお子さんのものと聴き比べて音の響きがよくなかったかね。 あなたのは、力が抜けてなくて 響いてないから、汚く聞こえる。と…あんなに絶賛して送り出してもらって、終わってから汚いと言われ、 子どもは放心状態で、翌週からしばらく音が出せないでいました。

    今までも、先生が100回ずつ毎日やったら上手くなると言われて200回やってみるも上手くいかず、音楽のわからない私と試行錯誤しながら、 先生の言われるアドバイスをクリアしてきました。今は手を下に垂らして力を抜いては弾くを繰り返せば響くと言われ、やってはいますが…

    なんとか、ピアノが大好きな娘に、いい音出す方法を伝授していただけませんか。お願いします。

ピアノを練習していて一番難しい問題が、この「音作り」です。

ピアノを弾いている誰もが「良い音」を出したいと思って、日々試行錯誤をしています。 この問題は、お子様や趣味で楽しんでいる方よりも、むしろ音大生や音大を目指している学生さん、ピアノを弾くことを職業としている方々のほうが、 より大きな問題として捉えていると思います。

しかしながら、「こうしたら良い音が出せる」というマニュアルや法則のようなものがないので、私自身も含めてみなさん苦労なさっている訳です。 そのため、なかなかアドバイスが難しいのですが、一つの例として少しお話をさせていただきます。

まず、「良い音」「よく響く音」が、どのような音なのかを、お子様の耳に記憶させることが一番大切です。 弾いているお子様自身がその判断が出来ないと、良い音に対しての意識も生まれませんし、それに向かって改良していくことが出来ないからです。 その為に、生の演奏を聴く機会を数多く持って、色々な音を聴く経験を積むようにしましょう。 音楽CDなどの録音されている音ですと、なかなかわかりにくく掴みにくいと思います。 いつも一流のプロの演奏家でなくてもよいかと思いますので、数多くお子様に生の音楽を聴かせるようにしましょう。

ピアノを弾く時の対策としては、よく響く音というのは、無駄な力が入っていない脱力した状態で弾くと出しやすいので、まずは「脱力をしている状態を掴む」ことが大切です。 そのため、指導されている先生も、「手を下に垂らして力を抜いては弾くを繰り返せば響く」という発言をされたのではないかと思います。

立った状態で膝を曲げずに、腕を伸ばして床の方へ下げていきますと(前屈していきます)、手や腕の力が抜けて「だら〜ん」と垂れ下がります。 これが「脱力をしている状態」です。
そのまま、手や腕に力を入れないで、体だけを起こして元の状態に戻しますと、立ったまま脱力している状態になります。 この状態のまま、腕を少し曲げてピアノを弾くようなイメージになります。 繰り返し行って、その姿勢を身に付けるといいですね。

また、弾きながら「力が入っていない状態とは、どういうものなのか」と、考えながら弾いていくことも大切です。
お子様の場合、かなり力を入れて、ガンガンに弾いてしまっていることがあります。 体がまだしっかりと出来ていないので、やさしくピアノの鍵盤を弾くようにしましょう。 体が成長して大きくなりますと、強い音も出せるようになるので、今は「やさしく、丁寧に弾く」ように意識することの方が先決です。 その為には、優しい気持ちで弾くように促してください。

優しい気持ちでピアノを弾くことで、やさしく(柔らかく)鍵盤を弾くことになりますので、力が抜けている状態に繋がっていくかと思います。 特に速いテンポの曲や、指を速く動かすような所では忘れがちになったり、難しくなりますが、 テンポをゆっくりにして練習をはじめ、徐々に元の速さに戻しながら練習をされるとよいでしょう。

ピアノが大好きなお子様なので、その気持ちを大切に育てていきたいものですね。



ピアノ・コンシェルジェ

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