|
|
con Vivace Piano Concierge |
乙女の祈り 13小節目からの右手の指が回らない
-
私は今「乙女の祈り」を発表会で弾くため練習しています。
乙女の祈りのレベルってどれくらいですか??
あと,13小節目からの右手の指が回らずテンポがずれてしまいます。
どうすれば指が速く動くかトレーニングなどがあったら教えてください。
曲のレベルについては、基準となるレベル表などが無いため非常に難しいところですが、単純に初級・中級・上級と3段階で分けるとしますと、中級になるかと思います。
13小節目からの右手には、1拍に3連符と32分音符が4つで合計7つの音を弾いたり、7連符や10連符もあちらこちらに出てきます。
曲を練習されている方々が、難しいと思う箇所です。
しかし、とてもロマンティックな雰囲気の部分ですので、きれいに優雅に弾きたいものです。
この部分を攻略するためのポイントは、以下の2つです。
1・指で弾こうとしない。腕を動かす。
2・指に重さをかけないで弾く。
速いパッセージなどを弾く場合、いかに指を速く動かすかがポイントになりますが、この曲のように、1拍の中で2オクターブ以上の音域を一気に弾くような場合、同じような弾き方では難しいことがあります。
そのような場合、最高音の音に向かって、腕を動かしてあげる事がポイントです。
腕をきちんと高音域の方向へ持って行きますと、指も自然と弾きやすいポジションになってきます。その時に、体も少々右側に体重がかかります。
逆に腕を意識しないと、指だけで弾くことになりますので、高音に近づくにつれて腕や体勢が弾きにくい状態になってしまいます。
次に、1音1音しっかりとした打鍵で弾いてしまいますと、指自体も速く動かしにくくなります。
指にあまり重さをかけず、あえて指を少し浮かせて弾くようにしてみましょう。
特に、最初の音に一番重さがかかりやすいので注意しましょう。
最初の音に重さをかけて、あとは勢いやはずみでなんとかしようとする弾き方では、あまり良い結果になりませんので気を付けて下さい。
そして、時々しっかりと重さをかけて、1音1音丁寧に弾く練習も欠かさないで行いましょう。
重さをかけない練習ばかりをしますと、雑になってしまったり、鍵盤を弾いている感覚が鈍ってしまって、後に演奏が崩れてしまう事もあるからです。
|
|
|
|
|
|
Copyright (c) 2007-2023, con Vivace. All rights reserved. |
|