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一曲弾き終わる前に腕がだるくなって指がもつれてきます

  • 一曲弾き終わる前に腕がだるくなって指がもつれてきます
  • はじめまして。小学生の時にピアノを習っていて、その後大人になってから独学で弾いている初心者です。質問させていただきたいのは、少しテンポの速い曲を弾くと、一曲弾き終わる前に腕がだるくなって指がもつれてきます。肩の力を抜くように意識しているつもりですが、どうすればよいのでしょうか。もうひとつはシャープやフラットが3〜4つなど多い調性の曲になるととたんに譜読みが苦手になり、弾けなくなってきます。何かコツなどあるのでしょうか。よろしくお願いします。

腕がだるくなったり指がもつれてしまうのは、ピアノを弾く時に力が入っていたり、体の状態が良好ではない可能性が考えられます。 他にも、肩が上がってしまう、肩が凝ってしまう、手そのものや腰が疲れてしまうこともあります。

ピアノは体の無駄な力を抜いて弾くと頭ではわかっていても、実際に行うのは大変難しいことです。 というのも、このような状態は無意識で起こることが多く、また「こうしたらすぐに力を抜いてピアノが弾けます」という特効薬がないからです。 そのため、同じようなお悩みをお持ちの方も、多いのではないかと思います。

即効性のある対処法は難しいのですが、練習の仕方や、練習中の留意点、予防策などはいくつか挙げられます。

練習中に疲れたら、すぐに練習を中止して休憩をしましょう。
少しでも無理は禁物です。疲れた状態のまま練習を行いますと、体の無理な状態に慣れてしまい、改善が難しかったり時間がかかってしまいます。 体や手の故障につながる可能性もあります。

肩の力を抜こうと思い過ぎないようにしましょう。
あまりに力を抜こうと思い過ぎますと、「力を入れてはいけない」と思ってしまい、かえってプレッシャーに感じてしまうこともあります。 また、力を入れて肩を下げてしまうこともあります。これでは逆効果です。
ピアノを練習するときには、音や指、曲のことなどに意識を向けていると思いますが、「力が抜けているとは、どういう感覚なのか」「ゆっくり弾いた時の、体が楽な状態とはどのような状態なのか」、時々ご自身の体に意識を向ける練習もしてみて下さい。 特に、ゆっくり弾く練習の時に、そのようなことを考えながら弾きますと掴みやすいと思います。

速いテンポで弾く練習の時には、少しづつテンポを上げて、段階を踏んで速さに慣れていきましょう。
その際に大切なことは、「ゆっくり弾いたときと同じ状態で弾けているか」体の状態を観察することです。 ゆっくり弾いたときと同じ体の楽さ加減でしたら、無駄な力があまり入っていないと言えます。
力が入っていて、状態が違う(楽ではない)ようでしたら、また元の速さに戻して弾き、ゆっくり弾いた時の体の楽な状態・感覚を思い出しましょう。
目標は、ゆっくり弾いた時の体の楽さで、テンポが速くても弾けることです。 時間はかかりますが、力を抜いて弾けるヒントが見つかるかもしれません。

急にたくさん練習をしないようにしましょう。
腕がだるくなるのは、ご自分の筋力や体力以上に練習を続けた為という可能性も考えられます。 その場合は、まずは練習時間を少し短くすると同時に、マッサージやストレッチなどを行って、腕のだるさを解消しましょう。
また、体力や体重が減っていますと、一曲弾きこなせるのか不安に感じたり、また実際に一曲終わるとぐったりとしてしまうこともあります。 ピアノを弾くことは、意外と体力を使いますので、普段の生活から体調管理を心掛けてみてください。 そして、練習時間をもう少し増やしたい場合には、体の様子をチェックしながら徐々に増やしていくようにしましょう。

長い音符や長い休符のところで、息を吐きましょう。
ピアノを弾いていますと、無意識に呼吸が止まり、体の力が入ってしまうことがあります。 長い音符や休符の時に、息を吐くことで体が脱力できます。ポイントは、単に息を吐くのではなく、「ため息をつくように、息を吐くこと」です。

練習前後に、ストレッチをしましょう。
ピアノを弾く時には筋肉を使いますので、練習前には体をほぐして筋肉を温め、練習後にはクールダウンをすることも予防策や対処法として有効です。 ストレッチを行うときには、ゆっくりと筋肉や筋を伸ばすことが大切です。



ピアノ・コンシェルジェ

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