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ベートーベンのソナチネ第5番でアルペジオの指が届きません
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ベートーベンのソナチネ第5番、終楽章Romanzeを練習していますが、途中左手に出てくる7の和音のアルペジオの指が届きません。(小学2年生です)
このような場合、ペダルを利用するのがよいでしょうか?それとも、音をひとつ削るのがよいでしょうか?音を削るとせっかくの響きが失われてしまう気がします。
お子様や女性の方は、手の小さい方も大勢いらっしゃると思います。
そのような方々がピアノを弾く時に悩む事が、ご質問の様な「手が届かない」という問題です。
その時に第一に気を付けて頂きたいことは「無理をしない」と言うことです。
手の筋を痛めてしまったり、故障に繋がる危険性もありますので、十分に気を付けてください。
アルペジオ(※)や普通の和音のように、本来すべての音を重ねて弾くときや、スラーのように音をつなげて弾くところでは、
無理をしないで弾ける範囲で楽譜通りに弾き、ペダルが使用できる方は、ペダルを使って音を重ねたり伸ばしたりしましょう。
大人の方の場合には、これを機にペダルの練習をするとよいかもしれません。(ピアノのペダルの練習方法を参照)
お子様でピアノを習っている場合には、教えている先生の指導方針があると思いますので、ご相談されるとよいでしょう。
ペダルを使用する選択をした場合、年齢的に足が床に届かないことがあります。
その際には、立って弾くとか不自然な体勢で弾くのではなく、補助ペダルなどを使用するようにしましょう。
音を1つ省略する選択をした場合、確かに本来の響きと変わってしまいますが、ある程度は仕方がないことだと思います。
どんどん体も大きく成長していき、いずれは楽譜通りの音を弾くことが出来ますので、その時まで楽しみに待てるとよいですね。
音を省略する場合には、和音の一番高い音を省略し、ベースの音(最低音)はメロディーの次に大切な土台となる音ですので、必ず弾くようにしましょう。
(※) アルペジオ:分散和音の一種で、和音を構成する音を一音ずつ低いものから順番に弾いていく演奏方法
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