1オクターブ以上の2オクターブの音符の覚え方
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上級タイプで、1オクタイプ以上の2オクタイプの音符は、どういう風に覚えて行けばよろしいですか?
もう1つは、16分音符を弾くには、最初は音を確認させてから徐々にピアノを16分音符に慣らさせればいいのですか?
お話されている音は、真ん中のドから数えて2オクターブ上の音のことですね。
中級以上になりますと、確かにこの辺りの音がよく出てきます。
慣れてきますと、見た瞬間にある程度分かるのですが、それまでは数えていくことになります。
覚え方ですが、まずは基準となる音を1つ覚えましょう。
ト音記号の五線の上に加線を2本書いて、上の加線の上に丸を書くと、真ん中のドの2オクターブ高いドになります。
この音は、よくラと間違えやすいので、しっかりと覚えましょう。
お子様に多いのですが、自分で線を書いて(加線)丸を書くと「ド」と覚えている方がいますが、ドの時もあればラの時もあるのです。
五線のどの位置に書くのかによって、同じ形の音符でも音が変わってきます。音は、五線との位置関係が大切なのです。
この基準のドを曖昧に覚えますと、他の音を読む時にも当然間違えてしまいますので気を付けてください。
基準となるドの位置を覚えましたら、そこから少し離れている音は、ド、レ、ミ・・・と数えていくわけですが、この数え方にもちょっとしたコツがあります。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シは、線の上に書かれる音と、線と線の間に書かれる音が交互に出てきます。
このとき、1つずつド、レ、ミ・・・と数えていくのではなく、線の上の音符だけをド、ミ、ソ、シと 1つ飛ばしで数えます。こうするだけでも、読む速さが2倍になります。
次に、真ん中のドから2オクターブ低い音を数える時の数え方です。
ヘ音記号の五線の下に加線を2本書いて、下の方の加線の上に丸を書くと、真ん中のドの 2オクターブ低いドになります。
この2オクターブ低いドを始めに覚えて、速く音を読みたい時には、加線の音だけをド、ラ、ファ、レと1つ飛ばしに数えます。
なお、ピアノの大譜表で、ト音記号の五線の上に加線を2本書いた音と、ヘ音記号の五線の下に加線を2本書いた音は、いずれも「ド」になると覚えると、覚えやすいかもしれません。
また、英単語を覚えるようなカードに音を書いて、見て覚えるのも一つの方法かもしれません。通勤・通学の途中でも気軽に練習が出来ますしね。
次に、16分音符を弾く時ですが、お話されているように、まずはどの音を弾くのかを把握する事が大切です。
その次に、少しずつ速く弾くようにしてみます。
少しずつ速くというのがポイントです。すぐに速くしますと指の動きの勢いで弾くことになり、上手に弾ける時と間違えてしまう時が出てきます。
いつもきれいに弾けるという安定感が大切なので、 常にコントロールして弾けるようにしたいものです。
少しずつテンポを上げていきますと、あるテンポ以上から、指の勢いで弾いてしまう速さが見つかるかと思います。
その速さからは、特に気を付けながら、コントロールを意識して練習をされると良いでしょう。
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