譜読みが出来るのと耳コピ、将来的にはどちらがよい?
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よく近頃、耳コピという言葉を耳にします。
譜読みをせず、先生に曲を弾いて頂いて、音を覚えて弾くらしいのですが、曲のレベルが上がってくると、
譜読みに時間がかかるため、大変していると聞いたりしますが、初見が早く譜読みが出来るのと、譜読みは遅くても耳コピで弾けていけるのでは、
将来的には、どちらが本人にとって楽でしょうか。
「耳で曲を覚えて弾く」、通称「耳コピ」は、ピアノや音楽を楽しむ一つの方法ですが、賛否両論があることも事実です。
特にクラシック音楽を演奏する場合には、「楽譜に書かれている事を忠実に守る」ことが重要で、耳で覚えた場合、曖昧な点があったり、聴き間違えたまま覚えてしまう事もあるからです。
しかし、モーツァルトを始め、いろいろな音楽家の天才ぶりにまつわる話に「一度聴いた音楽を完璧に覚えて楽譜に書いた」とか「一度聴いた音楽は、すぐに何でもピアノで弾けた」
というものがありますし、辻井伸行さんを始めとする盲目の演奏家の方々の活躍ぶりを考えますと、個人的には「耳コピ」も音楽の一つの立派な能力だと思います。
ただ、音やリズム、強弱のニュアンスなどを全て正確に覚えることは、実際のところ難しいかもしれません。
「耳コピ」に加えて、楽譜から色々なことを読み取って演奏できれば、更に演奏の力も付きますし、演奏できる曲の幅も広がり、より音楽を楽しむことができるのではないかと思います。
「小3の息子と年中の娘に楽譜を見ずに弾く悪い癖」のページでは、楽譜を見て弾く練習方法について書いていますので、合わせてご覧ください。
このページの内容に関連するページ:
小3の息子と年中の娘に楽譜を見ずに弾く悪い癖
[ ご返信を頂きましたので掲載いたします ]
ありがとうございます。クラシック音楽という点でアドバイスを頂けて、質問してよかったです。
まず、正確の弾けることを、レッスンで、求められているように、感じますので、譜読みの重要性が、わかりました。
また、娘の励みになります。
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