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ソナチネアルバムを練習する順番は?
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ソナチネってどういう順番で弾けばいいんですか?
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ソナチネアルバムを練習する順番は?
普通、ピアノの教本は、易しい曲から始まり、後半になるにつれて段々と難しい曲になっていきます。
しかし、「ソナチネアルバム」はそうではありませんので、練習する順番について迷われている方も多いかもしれません。
ソナチネアルバムは、モーツァルトやベートーヴェンなど、いろいろな作曲家が書いた主にソナチネ・ソナタ形式の曲を集めたもので、それらの曲が難易度とは関係なく作曲家別に掲載されています。(作曲家も、年代順になっているわけではありません)。
また、17番まではソナチネですが、それ以降は、ソナチネ以外の色々な種類の曲が入っています。
このソナチネアルバムの練習の進め方については、明確な基準がありませんので、音楽教室に通われている場合は、習う先生によって進め方は異なると思いますし、私も生徒さんの意見やご要望を聞いて、進め方は変えています。
難易度という点では、まず No.7 (7番目の曲)が一番易しいので、この曲を弾き、その後、No.5、No.8、No.9、No.10、No.17 などを弾くと良いと思います。
また、市販の楽譜によっては、始めの方にお勧めする練習の順番が記載されているものがありますので、それらを参考にしてもよいかと思います。例えば、No.7の第1楽章、第3楽章、次にNo.9の第2楽章、第3楽章といった形で、お勧めする順番が書かれています。
もし、「バイエル」「ブルグミュラー」と進んできたのであれば、「ソナチネアルバム」は曲の構成や表現など、今までの曲と随分異なる作りの曲と感じると思います。
また、ソナチネは、いくつかの楽章が集まって、1つのソナチネを構成していますので、各楽章の弾き方を学ぶと同時に、全楽章を通して1つにまとめるということも新しく学べるはずです。例えば、No.7 は、ソナチネアルバムの中では一番易しく、全楽章弾いても楽譜で3ページしかありませんので、このNo.7を通して、ソナチネや全楽章を通して音楽をまとめるということについて学ぶのもよいかと思います。
しかしながら、音楽を専門に勉強するのであれば別ですが、ソナチネアルバムに限っては作曲者にかなり偏りもありますので、全曲弾く事にあまりとらわれないほうが良いかもしれません。そもそも、全曲勉強をすると、かなりの時間がかかります。
趣味でピアノを弾くのであれば、むしろ色々な作曲家の色々なスタイルの曲を弾くようにしたほうが、音楽を幅広く楽しめるのではないかと思います。
実際、私の生徒さんでも、ソナチネアルバムは、4曲から5曲弾いたあたりで終わりにして、その後は、モーツァルトのソナタやショパンの曲を弾いたり、ジャズを弾いたりしています。
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