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ソナチネアルバムのレベルとは?
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ソナチネアルバムは、どのような教材ですか?
「ソナチネ」とは、小規模なソナタのことです。ソナタにつきましては、ソナタアルバムのレベルとは?のページで説明しておりますが、いくつかの楽章と呼ばれる曲が集まって1つの曲ができています。よく、交響曲で、第1楽章、第2楽章などと言われますが、あの楽章です。通常ソナタは、3楽章から4楽章で構成されていますが、ソナチネでは、2楽章までであったり、各楽章が短いものが多くなります。ただ、ソナチネアルバムは、ブルグミュラーと比べますと、曲の作りが複雑で難しく、かつ長い曲になります。
ソナチネアルバムでは、曲の書かれている形式についても学んでいきます。形式とは、曲の構成パターンのようなものです。例えば、テレビドラマやお芝居なども、ところどころで場面が変わりながら、1つの物語が展開していきますが、それと同様に、1つの楽章の中も、いくつかの異なる場面から作られ、それらの組み合わせにより1つの楽章が表現されます。楽章を、それぞれの場面(フレーズ)に分け、それぞれの場面での弾き方や、その場面を組み合わせたときの楽章全体の流れを理解し、更には、個々の楽章の特徴を生かして、それを1つの曲にまとめていくような表現力や演奏技術が要求されます。
ソナチネアルバムは、モーツァルトやベートーヴェンなど、いろいろな作曲家が書いた主にソナチネ・ソナタ形式の曲を集めたもので(一部異なる形式の曲も含まれています)、個々の作曲家についても理解を深め、その特徴にあった弾き方も学んでいきます。
一般的に、ソナチネアルバムは、ピアノ中級から上級に近い中級のレベルです。(お子様が、音楽大学を目指す場合は、小学生のうちに、このソナチネアルバムの中ほどか、終わりくらいまで進めるのが一般的です)。
ソナチネアルバムでは、例えば以下のような曲を弾きます。
クレメンティ作曲「ソナチネ 作品36-4」より第1楽章
(WMA形式です。Windows Media Player で再生できます)
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