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ショパン バラード第2番 アルペジオのクレッシェンド、デクレッシェンド

  • ショパンのバラード第2番、強拍の位置のずれについて質問したものです。ご回答ありがとうございました。
    前回の質問の際にわかりづらい文章を書いてしまい本当に申し訳ありません。今回は、改めて前回のことと、さらに前回書きそびれたことを質問させてください。

    私は現在先生についておらず、楽譜の解釈は昔習っていた時の経験で試行錯誤しながら弾いています。
    また、楽譜は全音のものを使っています。楽譜の解釈の時点で間違っている場合、正しい解釈を教えていただきたいです。

    普段私はアルペジオは高い音に向かってなだらかなクレッシェンド、低い音に向かってデクレッシェンドという風に山なりに強弱をつけるものだと解釈しており、 また古典派やロマン派などの時代に注意しつつ拍頭の音に注目してメロディーを探します。

    そのように読むと、Presto con fuoco の2小節目は右手は1,3,5,7,9,11音目にアクセントをつけて小節全体でクレッシェンド、 左手は1,4,7,10音目を頂点とした3音ごとのデクレッシェンドをかけつつ小節全体としてクレッシェンドという風に弾かなくてはいけないと思っていたのですが、 違うのでしょうか。

    そしてそのように弾こうとした場合、右手と左手で強弱がズレてしまい、またさらに右手はクレッシェンド、左手はデクレッシェンドといった部分もできてしまいます。
    @左右の手でクレッシェンド、デクレッシェンドが反対
    A左右の手で強く弾く音がずれる
    以上2点が非常に弾きにくく、どのような練習をすれば良いのかお訊きした次第です。

    長文で申し訳ありません。どうか楽譜の正確なアナリーゼ法、そしてバラード2番でなくとももしそのように弾くケースがあるならば、 どのような練習法が適切なのかアドバイスよろしくお願い致します。

このご質問は、ショパン バラード第2番 Presto con fuocoの部分の右手と左手の強拍の位置のページから頂きました。

アルペジオを弾く場合の強弱に関しては、ご指摘の通り、高い音に向かってクレッシェンドで、低い音に向かってデクレッシェンドで弾く事が多いかもしれませんが、 あくまでも多いというだけであって、絶対ではないのです。

高い音に向かってデクレッシェンドで弾く事もありますし、低い音に向かってクレッシェンドで弾くこともあります。 特に左手で弾く部分では、低い音に向かってクレッシェンドで弾くことは、割とよく出てくるようにも思います。

また、アルペジオだけではなく、音階や半音階などでも同様ですので、常に全体の強弱を一番大切にしながら弾いていくことが重要だと思います。

Presto con fuoco の2小節目の左右の強拍についても、左右の小さなフレーズの塊りを気にしすぎますと、とても弾きにくくなってしまいます。

部分練習の1つとして、フレーズの最初にアクセントをつけて弾くことをなさってもよいかもしれませんが、実際に弾く時にそのように弾きますと、 でこぼこした印象になってしまい、あまりきれいな音楽にならないと思います。

両手を合わせて1小節全体でクレッシェンドで弾いていくことや、前の小節と合わせて大きなフレーズになっている点に、もっと着目して弾いていくとよいのではないでしょうか。

細かい点に着目する視点と、全体を見渡す大きな視点をバランスよく持って、弾いていきたいですね。

頑張ってくださいね。

このページの内容に関連するページ:
ショパン バラード第2番 Presto con fuocoの部分の右手と左手の強拍の位置



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