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ショパン・ノクターンの5小節目と7小節目のトリルの指符号
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ショパン・ノクターンの楽譜で、5小節目と7小節目のトリルの指符号が(243)となっていますが、
2と4と3でどの音を押さえるのか良く理解できません。ちなみに、私は、自己流でやってまして、誰にも習ったことがない全くの素人です。
「トリル」の意味は音楽小事典などで理解しました。
始めに5小節目の記号は、通常プラルトリラーやプラルターと読みます。
7小節目の記号は、トリルで合っています。
プラルトリラーは、トリルと弾く音は同じですが、3つの音だけを弾きます。
始めに7小節目に出てくるトリルの弾き方ですが、以下のようになります。
(1) トリルの書いてある音を弾く(この場合、ファの上にトリルが書いてありますので、ファを弾きます)
(2) (1) の1つ高い音を弾く(この場合、ファの1つ高い音であるソを弾きます)
(3) (1)(2) の順で交互に弾く
そして、指番号ですが、ファを2番、ソを4番、ファを3番、ソを4番、ファを3番・・・と弾いていきます。
指番号だけを書きますと、2434343434・・・となります。
次に、5小節目に出てくるプラルトリラーの弾き方ですが、以下のようになります。
(1) プラルトリラーの書いてある音を弾く(この場合、ファの上にプラルトリラーが書いてありますので、ファを弾きます)
(2) (1) の1つ高い音を弾く(この場合、ファの1つ高い音であるソを弾きます)
(3) (1) を弾く(ファの音を弾く)
トリルは音数が決まっていませんが、なるべくたくさん音を弾いた方が綺麗です。しかし、プラルトリラーは3つだけを弾きます。
ここがトリルとの大きな違いです。
また、トリルは、始めの音からずっと同じ速さで弾き、トリル後の次の音を弾く直前まで弾きますが、プラルトリラーは、
なるべく速く(1)(2)を弾いて、最後の(3)の音を伸ばすと綺麗です。
装飾音符は他にも色々な種類がありますが、トリルやプラルトリラーは今後もわりと多く目にする機会があると思います。
この曲で慣れておくとよいですね。
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