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先生から音が汚いと言われます。自宅でどのように練習したら

  • 小2年生ですが発表会で、エルメンライヒの紡ぎ歌とカバレフスキーのロンド・トッカータを弾きます。

    紡ぎ歌は現在教室で習っている(ぴあのどりーむの最後まできた)ところで、弾くことは出来るのですが、ダッタ、ダッタと言う部分と中間部の右手のダ・ダ・ダ・ダ・と言う部分が先生から音が汚いと言われます。

    うまくテンポ良く弾けないためだと思いますが、自宅ではどのように練習したら良いのか教えて下さい。練習を重ねると出来るようになるのでしょうか?

「音が汚い」「きれいな音が出ない」というのは、色々な要因がありますが、弾いている曲のことを考えますと、ペダルの問題ではなく、演奏の仕方が影響しているように思います。

問題の箇所が明確でないのですが、左手の伴奏部分と、中間部の右手の伴奏のところで指摘をされたのだと思われますので、その箇所を前提にお話を進めていきます。

音楽はメロディーが一番大切なのですが、伴奏の役割も実はとても重要です。 伴奏の弾き方次第で、きれいなメロディーがより引き立って美しく聴こえる様にもなりますし、また反対にもなります。

お子様の場合、がむしゃらに弾いてしまうことがあったり、力を入れ過ぎてしまって、ガツンという硬い音や、ドッカーーンという乱暴な音を出してしまうことが時々あります。 これが、「きれいでない音」に結びついていきますので、優しく鍵盤を弾くようにされるとよいかと思います。

特に、この曲の左手・伴奏部分には「ピアノ(弱く)」の指示が書かれていると思いますが、気持ちとしては「ピアニッシモ(とても弱く)」くらいのつもりで弾かれるとよいかもしれません。

お子様にとっては、力いっぱい弾くことの方が楽なようで、優しく弾くこと、そしてそれを継続していくことは、 かなりの集中力と忍耐力を伴い、なかなか難しいようです。ただ、それが出来るようになりますと演奏がかなり変わりますので、練習の度に気を付けるように促されるとよいでしょう。

この曲は、軽やかな音楽なので、「スタッカート(音を切り離して)」を短く弾かれると更に良いかと思います。

また、曲のイメージからアプローチすることによって、結果として無駄な力が抜けて、きれいな音になることもあります。 この曲は、糸などを紡ぐ仕事をしながら歌う曲、またはその風景を音楽にしていると思いますが、糸などを紡ぐ機械は、木で作られていて、手で滑車を回すようになっています。


以前、この曲をレッスンした時に、「確かに弾けているけれど、なんだか怖い音楽になってる。(糸を紡ぐ)機械が壊れちゃうわよ」とお話ししたところ、 途端に優しく弾くようになり、きれいに弾けるようになった生徒さんもいました。

いろいろな視点から「きれいな音を出す」ことを考えて、曲にあった弾き方ができるようになるといいですね。

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