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生徒さんへ脱力の指導をする方法

  • ピアノ講師です。生徒に脱力の指導がができません。ペンを振ったり、ぶらぶら体操などいろいろと方法はあるようで、それ自体は出来てもいざピアノを弾くとやっぱり力入ってしまいます。

    小学低学年ぐらいだとピアノの鍵盤が重たいということも原因のひとつでしょうか?また脱力が出来ているかどうかの判断が指導する立場でありながらよく分かりません。 併せてアドバイスをお願いします。

この力を抜く方法は、なかなか難しく、実際に悩まれている方も多いのではないでしょうか。

どうしても肩に力が入ってしまいます でも書いておりますが、「これをやったら、すぐに直ります」という即効性のある方法はおそらく無く、 常に意識しながら、肩の力を抜くように気長に練習を重ねるしかないように思っています。

そもそも、普段使っていなかった筋肉を使うことになりますので、しばらくは力の調整ができず必要以上に力が入ってしまうのは、仕方がないことかもしれません。

指導の方法も、どの生徒さんにも効果的な方法というのはおそらく無く、生徒さんに合いそうな方法を試していただくことになるかと思います。

脱力の指導と確認方法としては、以下のようなものが考えられます。

肩が上がっていないか
肩に力が入ると、肩が上がってきます。肩をなるべく下げるように意識してみます。

呼吸が止まっていないか
ピアノを弾くことに熱中するあまり、呼吸が止まっている方がいます。 よく、空手や柔道などのスポーツでは、力を入れるときに息を止めますが、息を止めると筋肉が硬直します。 余分な力が入らないためにも、音楽のフレーズが切れたときや、音を長く伸ばしている時に、呼吸する(息をはく)ことを意識してみます。

椅子の高さを変えてみる
ピアノを弾く時の姿勢に無理があるために、肩に力が入っている可能性もあります。 無理なくピアノが弾ける姿勢を見つけるために、椅子の高さを少し変えてみます。

ガムを噛みながら練習する
よく野球選手が、ガムを噛みながらプレーしていますが、それと同じ効果で、リラックスすることで力が抜けやすくなりますし、ガムを噛むことで呼吸も止まりません。 ポイントは、「口に入れるだけではなく、ガムをちゃんと噛むこと」です。これは意外に難しく、始めのうちはガムを口に入れるだけで噛むことを忘れてしまうこともありますが、徐々に出来るようになってきます。

手を下に垂らして力を抜いては弾く練習
これは、一般的によく言われる練習方法です。 立った状態で膝を曲げずに、腕を伸ばして床の方へ下げていきますと(前屈していきます)、手や腕の力が抜けて「だら〜ん」と垂れ下がります。これが「脱力をしている状態」です。 そのまま、手や腕に力を入れないで、体だけを起こして元の状態に戻しますと、立ったまま脱力している状態になります。この状態のまま、腕を少し曲げてピアノを弾くようなイメージになります。 これを繰り返し行って、その姿勢を身に付けていきます。

優しい気持ちでピアノを弾く練習
特に小さなお子様の場合、かなり力を入れて、ガンガンに弾いてしまうことがあります。 そのため、「やさしく、丁寧に鍵盤を弾く」ように意識させることで、力が抜けていきます。 テンポの速い曲や、指を速く動かす所では忘れがちになりますので、ゆっくりなテンポから練習をしていくとよいでしょう。

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