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フーガなど複雑な曲を弾くとき指暗譜に頼ってしまいます
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フーガなどの複雑な曲を弾くとき、どうしても指暗譜に頼ってしまいます。
特に右手のパートを左手で補って弾くような曲は、全ての運指を決めて楽譜に書き込んでおかないとスムーズに弾けないため、結果的に指暗譜になってしまいます。
指暗譜の問題点は痛いほど分かっているのですが、暗譜せずに弾くというのは毎回初見で弾くということですよね。
右手と左手が入り混じるような複雑な曲でも、練習を重ねれば初見で弾けるようになるのでしょうか。
単に練習を重ねるだけではなく、練習の仕方を工夫することが必要だと思います。
フーガなどバロック期の作品は、いくつものパート(声部と言います)のメロディーが絡まりあって1つの音楽が作られています。
どのパートもとても大切ですので、1つ1つのパートのメロディーをしっかりと把握して弾く事が重要となります。
そのため、1パートずつ弾く練習をしてみましょう。
両手で弾くパートも、同じようにそのパートのみの練習をしますが、その際には、まるで片手で弾いているかのように滑らかに弾けているか、確認をするようにしましょう。
複数のパートを合わせて練習する際も、はじめは2声から練習するとよいでしょう。
重要な点は、全てのパートを合わせたときの指の動きだけを覚えて弾くのではなく、それぞれのパートを理解し、
またそれぞれのパートが重なり合ったときの音楽を把握しながら曲を理解していきます。
そのような練習によって、非常に複雑に見える楽譜でも、頭の中で音が整理されていきますので、楽譜も見やすくなっていくと思います。
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音符としてではなく、手の形、置き方で覚えているような気がします
楽譜の中で指番号と音符の長さを見て弾いています
音符をいちいち読むのが苦しくてイライラしてできません
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