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ブルグミュラー25の練習曲のレベルとは?
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ブルグミュラー25の練習曲は、どのような教材ですか?
ブルグミュラーは、単に音を並べて弾くだけなら、技術的にバイエルと大差はありません。ただ、要求されるレベルが高くなります。
見た目でわかりやすいバイエルとの違いとして、曲に題名がついています。バイエルでは、「60番」などのように、曲に番号しかついていませんが、ブルグミュラーでは、「ちょっとした悲しみ」「貴婦人の乗馬」のように、全ての曲に題名が付いています。これが、1番わかりやすい、バイエルとブルグミュラーの違いです。
ポップスなど、現代の音楽では、曲に題名があるのが当然と思われていますが、クラシック音楽では、題名がない曲は珍しくありません。バイエルを始め、主に練習を目的とした曲に題名がないものも多いですが、バッハやモーツアルト、ベートーヴェンなどの有名な曲でも題名がないものは数多く存在します。この辺は、音楽の時代などとも関係しますが、古典派に属する曲の多くは題名を持っていません。「ソナタ」や「フーガ」などと呼ばれるものもありますが、ソナタやフーガは、音楽の形式を表す言葉で、曲の題名というわけではありません。
「題名の付いた曲」の場合、題名がその曲の印象をストレートに表現したものが多くなりますので、曲の題名から、その曲のイメージを膨らませることができるのも特徴でしょう。
ブルグミュラー25の練習曲の場合、ピアノのテクニックを練習するためだけの曲ではなく、その曲を聴いて楽しむ(鑑賞する)こともできますし、ピアノで弾く際にも、楽譜通りに弾くだけでなく、その曲の音楽性を理解し、その曲にあった弾き方が求められます。例えば、音楽のフレーズ(かたまり)を読み取って、メロディーを綺麗に弾くことに気を配ったり、曲のタイトルからイメージを膨らませて、その曲にあった音作りをしていきます。
一般的に、ブルグミュラーは、ピアノ中級のレベルに分類できると思います。(レベルの分類については、初級、中級、上級などピアノの習熟度の基準は何ですか?などのページも、ご参照ください)。
ブルグミュラーでは、例えば以下のような曲を弾きます。
ブルグミュラー作曲「貴婦人の乗馬」
(WMA形式です。Windows Media Player で再生できます)
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