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con Vivace Piano Concierge |
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ピアノを習ったことがありません。ピアノを始める最初の第一歩は?
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ピアノは、バイエルから始めるべきですか?
ピアノを始める際に、「バイエルから始めないと」と思われる方が結構多いのですが、最近では、昔ほどバイエルは使われなくなってきています。この辺りのお話は、ピアノ初心者のための最初の第一歩のページで書いておりますので、ご覧いただければと思います。
ピアノ教室には、大人の初心者の方も、よく体験レッスンに来られます。
初心者と言っても、これまでの人生の中で、ピアノとの接点が何もなかったという人は、ほとんどいらっしゃいません。子供の頃、学校の音楽の授業でピアノやオルガンの音を聴いてきたり、少し触ってみたり、自分のお子様にピアノを習わせていて家にピアノがあるなどです。他の楽器を弾いていたという方もいらっしゃいます。
比較的多いのは、ピアノの鍵盤で右手の真ん中の「ド」の位置はご存じで、そこから右に向かって「ドレミファソラシド」と並んでいることや、ト音記号の「ド」の音符から、「ドレミ...」と数えることで、簡単な曲であれば、右手の音符はなんとか読めるという方です。ただ、左手のへ音記号の音符の読み方がわからない、または忘れたという方は多いようです。
また、70代くらいの方々は、聞いた話では、公立高校の入試に音楽の科目もあったようで、これまでにピアノに限らず楽器を習ったことが全くない方でも、最初からなんとか楽譜が読める方が多いようです。
ピアノ教室で、初心者の方にレッスンをさせていただく場合、私は主に以下のような進め方をしています。
1. ピアノという楽器の説明。グランドピアノの蓋を開けて、中の構造や、音の出る仕組みを説明すると、興味深く見られている方が多いです。
2. 鍵盤の見方の説明
3. このあとは、教材を使用して、簡単な曲の楽譜の見方の説明
4. 右手だけで弾く練習
5. 左手だけで弾く練習
6. 右手と左手を通して弾き、1曲仕上げる。私が伴奏を弾くこともあります。最初の曲は、非常に簡単な曲になりますので表現の範囲も限られますが、伴奏をピアノ講師が弾くことで、表現が豊かになり、最初からピアノを弾く楽しさを感じていただくことができます。
また、通常、薬指や小指は、動かしにくい指ですので、最初の曲では、このような薬指や小指は使わず、親指、人差し指、中指だけを使って弾いていきます。教材によっては、最初、右手ばかりの練習をするものもありますが、左手で弾く苦手意識が強くなる可能性がありますので、なるべく最初から少しずつでも左手で弾く練習をされた方がよいと思います。
現在では、バイエル以外にも、お子様向けや、大人の方向けの教材や教本が、多く発売されています。ただ、上記のような説明や、実際のレッスンの進め方は、文字や図だけですとわかりずらいのではないかと思い、実際にピアノ教室で初心者の方へ教えるような形で DVD の教材を製作してみました。独学でピアノの練習をされる場合や、ピアノ教室に通われる前に、ある程度試してみたいという方には最適ではないかと考えております。ご興味がございましたら、教材についてのページもご覧ください。
このページの内容に関連するページ:
バイエル、ブルグミュラー、ソナチネ、ソナタアルバムのレベルとは?
大人になってピアノを始めた場合、どの程度まで弾けるようになるものですか?
独学でもピアノは弾けるようになりますか?
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