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10年間ピアノを弾いています。初見で両手で弾くことが出来ません

  • 質問は2つです。

    まず、私は10年間ピアノを弾いています。が、7年間は親からの強制であまり練習をしておらず音感は和音になると聞き取れません。
    今の先生に代わってから楽しくなりました。
    そのせいか同じ年数ならっている同級生のように初見で両手で弾くことが出来ません。
    本当に前記のせいでしょうか?初見で弾けるのは当たり前ですか?

    次に私は一旦ピアノをやめようと思います。学校との両立が難しくなったからです。
    大人になって落ち着いたころにまた再開しようとおもいます。
    ブランクがあるなかでは今のように弾くのは無理でしょうか?


頂いたご質問から、ピアノが好きで、ピアノを弾く事または音楽を演奏する事にこだわりを持っていくことはよくわかります。

学校の勉強と両立することが難しいためピアノを一旦やめようとしていますが、「大人になって落ち着いたころにまた再開しよう」と思っているわけですから、音楽の演奏を趣味として、大人になっても続けたいと思っているのでしょう。

であれば、たとえピアノのお教室に通えなくても、空いている時間に、趣味としてピアノを弾いて楽しんでもよいのかもしれません。

これは、2番目のご質問に関係しますが、ブランクは明らかにその後の演奏技術に影響します。しかし、ピアノを再開して、どのくらい弾けるようになるかは、 今現在どのくらいのレベルまで弾けるようになっているか、そしてどのくらい長くブランクがあるか、そのブランクの間に少しでも弾いていたかによって大きく異なります。

もし現在、ソナチネくらいまで弾けているのであれば、ブランクが長くても、再開後 結構弾けるようになる可能性がありますが、そこまで到達しておらず、ブランクの間もまったくピアノに触らないのであれば、 これまで習った技術な知識を忘れてしまう以前に、大人になったときには、「ピアノを再開しよう」とも思わなくなっているかもしれません。

また、1つ目のご質問の初見演奏ですが、得意な方もいれば、苦手な方もいます。技術の習得には個人差がありますので、比較的早くに習得できる人もいれば、時間がかかる人もいます。 しかし、初見演奏ができるように練習を続ければ、多くの方はできるようになります。

そういった意味では、初見で弾けるのは当たり前ではありませんが、現在弾けないのは練習が足らなかったせいかもしれません。

ただ、現在「ピアノが楽しい」というのは、素晴らしいことですね。

ピアノだけでなく、多くのものは、習得が速い人だけが救われるわけではなく、そのものに長く情熱を持ち続けられた人が救われるように思います。 「好きこそ、ものの上手なれ」ですね。

「できる」「できない」、「やめる」「やめない」と、目の前の問題を二者択一に考えるのではなく、もっと長い目で「将来自分がどうなっていたいのか」を想像し、それに向けて、今できることを少しずつでも続けていくというのはいかがでしょうか。

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