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鍵盤を見ているわけでもなく楽譜を見ているわけでもない

  • 初めまして。独学でピアノを始めて1年がたとうとしています。電子ピアノです。

    千と千尋の「いのちの名前」やカリオストロの「炎のたからもの」など、5曲ほど弾けるようになりましたが、全て暗譜というか、弾くときには楽譜を一切見ていません。

    一曲弾けるようになるまでの時間を短縮したいと思い、楽譜を見ながら弾く練習を最近始めました。 楽譜だけを見て、手探りしながらゆっくり、少しずつ弾いてます。

    現在、一日当たりだいたい2小節から4小節のペースで進んでおります。

    私は楽譜は少しは読めるので、次弾くべき鍵はA♭だ、というようなことはわかるのです。そして、同じ4小節を3,4回練習すれば、(鍵盤を見ずに弾けるようにはなりませんが)その4小節の打弦の流れは頭に入るわけです。しかしそれを鍵盤を見ることなしには、なかなか弾けない、アウトプットできないわけです。当然です。

    何が問題なのかといいますと、(そもそもこれが問題なのかどうかもわからないのですが)要は、3,4回、同じ4小節を、楽譜だけを見て練習したあとは、その楽譜が頭に入っているので、「鍵盤を見てはいないけど、だからといって楽譜を見ながら演奏しているわけではない」状態なのです。つまり記憶をもとに手を動かしているのです。

    そして最近、毎日のように思うのです、「覚えたんなら、鍵盤見ればいいんじゃないの?」と。

    私の現在の練習法、すなわち「楽譜を見ながら練習→頭に入ったら鍵盤を見ているわけでもなく楽譜を見ているわけでもない状態で弾く」という練習を繰り返すことで、楽譜を見ながら弾けるようになりますか?

    ピアノが上手な皆さんはこのような時期を乗り越えて上手になったのでしょうか、それとも私の現在の練習法には改善すべき点がありますか?もしあるなら、どのように改善すべきでしょうか。

    どうかよろしくお願いいたします。

ご自身のことをよく分析され、とても練習熱心な様子がうかがえますね。

ピアノを弾くときに、楽譜を見ながら弾くのがよいのか、鍵盤を見ながら弾くのがよいのかという疑問は、比較的大人の方が多く持たれるようです。

疑問を持たれたり、悩んでいる方にとっては、ご自分にはできないやり方が良さそうに見えるようですが、いろいろな考え方がありますし、どちらにもメリット・デメリットがあると思います。

そのため、あまりそこで悩む必要はないと思いますが、理想としては両方できるとベストなのかもしれません。

時々、楽譜を見ないで弾く、つまり先に音を覚えてから弾くやり方を正統ではないと思っている方がいらっしゃいますが、ピアニストの辻井さんのような盲目の演奏家は、耳で音楽を覚えてから弾くわけですし、世界的なコンクールで優勝して世界から認められているわけですから、そのようなやり方も受け入れられている事になります。

楽譜を見て弾く場合、次の音や指番号、フレーズ、強弱など先を見通して注意することができますので、事前に頭の中で準備することができます。ただし、楽譜を見るという動作に集中するあまり、自分が打鍵して出てきた音がどのようになっているのか、音に耳を傾けるということが少々難しいこともあるようです。また、ご自分の指の動きの癖などを把握することも難しい場合があります。

鍵盤を見て弾く場合、指の動きを逐一把握できますので、ミスタッチなどを修正する場合にとても有効です。次に弾く音がかなり離れている場合も、鍵盤を見ていることで確実に音をはめて弾くことができます。ご自分の指が動きすぎていることにも気が付きますので、より良い指の動きや打鍵の位置を決めることができます。しかし、弾く音を間違えた場合、途中から演奏することが難しかったり、間違えて覚えてしまった音などを修正するのに少々時間がかかることもあるようです。

プロの演奏家が弾いている姿を見ますと、本番は暗譜が鉄則なので、楽譜を見て弾くことはありませんし、合唱などのピアノ伴奏の場合は、楽譜を見て弾きますが、それでもずっと楽譜を見て弾いている方はまずいません。伴奏では、相手の呼吸やしぐさなどを見て、合わせていくことが大切なので、楽譜をずっと見ることは不可能です。

演奏する時に一番大切なのは、ご自分が出した音楽がどのようになっているのか、自分の理想とする音楽を奏でているかどうかなので、音を聴くことに集中していることが最も重要です。そのような場合、「楽譜を見ているわけでもなく、鍵盤を見ているわけでもない」状態になります。

記憶を呼び起こすことに多くの注意を傾けるというより、奏でる音や音楽に最大限の注意を向けることができたらいいですね。

その上で、「楽譜を見ながら弾けるようになる」ことが目的であれば、少し練習方法を工夫された方がよいかもしれません。

現在でも、少しずつ楽譜を見ながら練習されているようですが、左手の伴奏を覚えてしまい、右手のメロディーは楽譜を見て弾くなど、片手だけ楽譜を見て弾く練習なども有効かと思います。 また、完全な独学だけでなく、先生を見つけて、たまにはご自身の癖も含めて弾き方を見てもらい、練習方法のアドバイスを頂くのも効果的だと思います。

これからも、頑張って、また楽しんでピアノを続けてくださいね。

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