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「後悔しないピアノ選び」(第1章 ピアノという楽器) |
電子ピアノ
グランドピアノもアップライトピアノも、ハンマーが弦を叩いて音を出すわけですが、ハンマーは鍵盤と繋がっていますので、間接的ではありますが、音は鍵盤を弾く人(つまり演奏する人)が自ら作り出していることになります。その一方で、電子ピアノは、グランドピアノなどのピアノの音を録音(サンプリング)して、それを電子的に再現したものです。鍵盤を弾くと、その録音された音が出てきます。個々の音を聴きますと、確かにピアノの音ですが、楽器としては、まったく別の構造を持ったものになります。
そのような意味では、電子ピアノは、本来のピアノという楽器ではありません。 むしろ、ポピュラー音楽でよく使われているキーボードに近い楽器と言えるのではないでしょうか。
電子ピアノ
キーボードと電子ピアノの違いは、電子ピアノがピアノと同じ88鍵の鍵盤とピアノと同様な効果を出せるペダルを持っており、グランドピアノなどのピアノの音がサンプリングされていて、実際のピアノの音に近い音を出すことができるという点です。また、キーボードは、基本的に鍵盤がプラスチックでできており、実際のピアノの鍵盤と比べますとタッチがとても軽くできていますが、電子ピアノでは高級な機種では鍵盤がピアノと同じ木で作られていたり、実際のピアノの鍵盤に近づけるような作りになっています。
この電子ピアノについては、1.5の「電子ピアノについて」の節で説明しています。
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