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ピアノ曲・ワンポイント攻略法:モーツアルト「トルコ行進曲」

モーツアルト「トルコ行進曲」

モーツアルトのピアノ曲というと、必ずと言っていいほど名前の挙がる曲が、この「トルコ行進曲」です。 一度は弾いてみたいと憧れをお持ちの方も多いかと思います。
どんな曲にも、綺麗に弾けるようになるためのポイントがあります。 そのポイントを踏まえて、効率の良い練習をしていきましょう。
(「トルコ行進曲」の楽譜については、こちらをご覧ください。)

「トルコ行進曲」を攻略するためのポイントは、以下の3つです。

1つは、32小節目から(56小節まで)の右手部分です。
傍から聴いていると「すごい」と思う部分ですが、この部分は、ずっと16分音符が続き、しかも速く弾かなければならないところなので、弾く人は結構大変です。


始めに右手だけの部分練習をして、右手の楽譜を覚えてしまいましょう。ある程度速く弾けるようになるまで、右手だけの練習をするのがポイントです。

テンポの速い曲ですので、両手で弾く時に、楽譜にかじりついているような状態で弾く事は難しくなります。両手で弾くこと自体は、そんなに大変ではありませんので、右手だけの練習で、どれだけ完成度を上げておけるかが、この部分でのポイントになります。

2つめは、25小節目からの、左手の装飾音符です。
この装飾音符をいかに速く、楽に弾けるかが大きな鍵になります。しかも、同じものが後に数回出てきますので、この部分での弾き方を押さえることが、曲全体にも影響を及ぼします。


この部分では、始めに装飾音符3つプラス次の音、計4つの音をまとめて一度に弾く練習を行います。例えば、25小節目ですと、装飾音符のラ・ド・ミと次のラ、この4つを一緒に弾くということです。もともと、この4つの音は、1つの和音を構成している音ですが、これが装飾音符とメインの音というように分かれて楽譜に書かれています。これを、本来の和音の形に戻して、元の形を把握しようというわけです。

そして、この4つの指で和音を弾く練習をした後に、今度は、弾く手の位置はそのままにして、音を出す直前で1音ずつばらして弾く練習をします。つまり、楽譜どおりに弾くわけですが、必ず弾く前に4つの音の鍵盤に指をのせて用意をしておくようにします。

また、この部分は、強く弾き過ぎないように留意しましょう。確かにフォルテと書いてありますが、意識しすぎますと、この部分全体が重たい印象になりますし、同時に遅くなってしまう原因にもなります。

3つめは、88小節目からコーダまでの部分です。
ここは、上記の2つめのポイントが身に付きましたら、かなり楽になりますが、右手がオクターブで1音ずつばらしてメロディーになっています。


この右手は、音をはずしてしまいがちですので、少し右手だけの練習をしておくと効果的です。前の音との間が1オクターブ以上開きますので、鍵盤を見て、しっかりと次に弾くところに狙いを定めて弾くようにしましょう。1オクターブ以上開くと、始めのうちは想像以上に手を動かさないと、正しい音が弾けません。また、この部分では、「高い音から低い音へ1オクターブ以上開く」ことになります。右手は、段々音を高くする動き(段々右側に動かす動き)は、弾きやすいものですが、それに比べて反対の動きは動かしにくいものですので、慣れるまで練習をしてみましょう。

モーツアルト「トルコ行進曲」の楽譜について:
「トルコ行進曲」の楽譜は、例えば以下のような楽譜集で購入することができます。

モーツァルトソナタアルバム (2)  全音ピアノライブラリー モーツァルトソナタアルバム (2) 全音ピアノライブラリー
モーツァルト

全音楽譜出版社

また、無料の楽譜は、こちらのページ (外部サイト)などから、入手できるようです。

「トルコ行進曲」が収録された音楽CDは、おすすめ音楽CDのページをご覧ください。

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目次
ブルグミュラー「乗馬」
バダジェフスカ「乙女の祈り」
ベートーヴェン「悲愴ソナタ」
ドビュッシー「月の光」
ショパン「幻想即興曲」
メンデルスゾーン「春の歌」
ショパン「子犬のワルツ」
ベートーヴェン
「ソナタ 月光 第一楽章」
ショパン「ノクターンOP9-2」
モーツアルト「トルコ行進曲」

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