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ピアノ曲・ワンポイント攻略法:ショパン「幻想即興曲」

ショパン「幻想即興曲」

ショパン作曲の「幻想即興曲」は、ピアノを習っている方はもちろんの事、音楽をやっていない方でも、ほとんどの方が聞いたことがある名曲です。 また、中学生や高校生から大人の方まで、一度は弾いてみたいと憧れをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

どんな曲にも、やはり綺麗に弾けるようになるためのポイントがあります。そのポイントを踏まえて、効率の良い練習をしていきましょう。
(「幻想即興曲」の楽譜については、こちらをご覧ください。)

「幻想即興曲」を攻略するためのポイントは、以下の3つです。

1つ目のポイントは、メロディーの把握です。
楽譜を見て驚かれるかと思いますが、この曲は、調号が多い曲です。 始めはシャープが4つ、41小節目の中間部では調性が変わって(転調と言います)フラットが5つになり、 83小節目からの後半では、また元の調性に戻ってシャープが4つになります。 しかも、全体を通して臨時記号が多く、ダブルシャープも時々出てきます。

ショパン「幻想即興曲」 調性

この曲を弾く時には、「いかに正しく譜読みを行えるか(いかに正しい音を把握できるか)」が最初の大きなポイントになります。

基本的に譜読みの仕方は、片手づつでも、両手を一緒に行ってもよいわけですが、この曲については、片手の練習から行ったほうが効果的です。

右手だけの練習では、まず正しい音を読み、次に1小節づつ区切ってミスなく安定して弾けるように練習を行いましょう。 最終的には、かなり速いテンポで弾く曲ですので、片手の時にしっかりと完成度を高めておきます。 特に、一部の音が鳴らなかったり、弱くなってしまう事がありますので注意しましょう。 白鍵でも黒鍵でも、何番の指を使っていても、音の強さを揃えることが、最終的にきれいに聴こえるコツです。
そして、出来るようになりましたら、2小節づつ繋げて弾く練習、その次には4小節続けて弾く練習というように徐々に長くしていきます。

119小節目からの部分も、意外と苦戦するところです。

ショパン「幻想即興曲」 119小節目

ここまで譜読みが進みますと、調号や臨時記号の多さに慣れてくるのですが、右手の音がややこしいところで、 「ラソミミ」「ラソドド」「ファミドド」の区別が曖昧になりがちです。

2小節が1つのフレーズになっていますので、フレーズごとの練習をしましょう。 その時に、紛らわしい音には丸を付けたりして、頭で理解するようにしていきます。 指の動きだけで把握しようとすると、いつまでも曖昧なままになってしまい、練習をしている割には、いつまで経ってもきちんと弾けないという事になってしまいます。

2つ目のポイントは、両手のリズムです。
片手の練習がある程度進みますと、いよいよ両手の練習に入りますが、この曲は両手を合わせるのが難しい曲です。

5〜8小節目に、難しいリズムが最初に出てきます。

ショパン「幻想即興曲」 5から8小節目

この曲は、2分の2拍子の曲で、1拍の中に右手は16分音符が8個、左手は3連符が2セット(6連符と同じ)入っています。 (下記の無料楽譜では、3連符の記号が省略されています。一般の楽譜でも、3小節目以降は、3連符の記号が省略されているものが多いと思います)。 右手8個と左手6個を同時に弾くことになります。 3連符と8分音符2個を同時に弾いたことがある方は多いかもしれませんが、この組み合わせは初めてという方が多いのではないでしょうか。

両手で合わせて弾いた後、右・左・右・左・右・左と交互に弾いていく事になります。 練習を始めてしばらくは、少し意識をして交互に弾いていくとよいとは思いますが、なんとなくコツが掴めましたら、 両手で合わせて弾くところ以外は、かえってあまり気にしないで弾いた方が上手に弾けるようです。

3つ目のポイントは、ショパンっぽく弾くための「ルバート」の攻略です。
ショパンの曲を弾く時には、微妙にテンポを速めたり、緩めたりする「ルバート」を行っていきます。

この曲の場合は、36小節目から40小節目まで、ルバートを行うと良いでしょう。

ショパン「幻想即興曲」 36から40小節目

35小節目から右手は半音階で、音が低くなってきますが、36小節目の2拍目くらいから次の小節の始めの音(ソのシャープ)に向かって 徐々にゆっくりにしていきます。
その後、両手で徐々に音が低くなっていきますが(37小節目から40小節目にかけて)、この部分でも、少しルバートをかけていきますときれいです。 37小節目は少しゆっくり目のテンポから弾き始めて、徐々にテンポを速め、この曲の始めのテンポに戻していきます。 そして、40小節目の2拍目くらいで、ゆっくりにしていき、次の中間部(調性が変わるところ。41小節目)に繋げていきます。

後半の114小節目から117小節目も、同じように行っていきます。

ショパン「幻想即興曲」 114から117小節目

118小節目まで同様にルバートを行いたいところですが、119小節からのコーダの様な部分が、この曲の最後の盛り上がりになるので、 音楽の勢いを失いたくないところです。 そのため、118小節目に関しては、40小節目と音は同じですが、ほとんどルバートをせずに、テンポをキープしたままの方が良いでしょう。 もし、ルバートをかけたいという事でしたら、かなり控え目にしておきます。

また、始めの3小節目もルバートをかけてみると、曲の表情がついてきます。

ショパン「幻想即興曲」 3小節目

1拍目の左手のドのオクターブを少し長めに弾き、次のソドミドソを少しゆっくり目に弾き始めます。 そして、2拍目から次の4小節目にかけて、徐々にテンポを速めていきます。 段々、車のスピードが上がっていく感じです。

このルバートは、あくまで一つの目安ですので、最終的にルバートをしていく個所や、どのくらい行うかは弾く方によって変わってきます。 それが、また面白いところでもありますので、チャレンジしてみましょう。

ショパン「幻想即興曲」の楽譜について:
「幻想即興曲」の楽譜は、例えば以下のような楽譜で購入することができます。

CD+楽譜集 珠玉のショパン名曲選 <幻想即興曲>

ドレミ楽譜出版社

また、無料の楽譜は、こちらのページ (外部サイト)などから、入手できるようです。

ショパンについては、趣味の音楽:ヨーロッパ音楽紀行・パリで、 ショパンがパリで暮らしたアパートや、よく足を運んだサロン、ショパンの葬儀が行われたマドレーヌ教会やショパンが眠るペール・ラシューズ墓地などを紹介しています。 ショパンをより深く理解するためにお役立てください。

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独学でピアノレッスン

目次
ブルグミュラー「乗馬」
バダジェフスカ「乙女の祈り」
ベートーヴェン「悲愴ソナタ」
ドビュッシー「月の光」
ショパン「幻想即興曲」
メンデルスゾーン「春の歌」
ショパン「子犬のワルツ」
ベートーヴェン
「ソナタ 月光 第一楽章」
ショパン「ノクターンOP9-2」
モーツアルト「トルコ行進曲」

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