作曲家: シューマンについて |
ロベルト・シューマン
(Robert Schumann) (1810/6/8 - 1856/7/29) ロマン派
ロベルト・シューマンは、ショパンが生まれた年と同じ1810年に、ドイツ ザクセン王国のツヴィッカウで生まれました。5人兄弟の末っ子です。
7歳からピアノを始め、音楽の才能を発揮しますが、安定した生活を願う母の勧めもありライプツィヒ大学に入学し法律を学びます。 しかし、音楽家になる夢を捨て切れず、20歳の時に当時有名だったピアノ教師 フリードリヒ・ヴィーク の家に住み込んでピアノを習い始めました。
ところが、ピアノの猛練習のため指を痛めてしまいピアニストになることを断念、音楽評論家や作曲家になることを決意します。その後、ピアノ教師の娘で当時天才少女として有名だったクララと結婚し、8人の子供にも恵まれます。
シューマンは、当初ピアノ曲ばかりを作曲していましたが、結婚を境に歌曲や交響曲なども作曲するようになります。
34歳ごろから徐々に精神のバランスを崩すようになり、自殺未遂や精神病での隔離など不運な人生を歩み46歳で生涯を終えます。
シューマンは、同じドイツ出身の作曲家であるバッハやベートーヴェン、シューベルトを尊敬し、大きな影響を受けただけでなくドイツ音楽の普及にも努めました。
また、当時無名だったショパンやブラームスの才能を見出して世に広めたり、子供や初心者のためのピアノ作品を数多く作曲し、音楽教育にも大きく貢献しました。
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