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趣味の音楽

「趣味の音楽」のコーナーでは、気楽な気持ちで読める音楽に関係した話題を提供してまいります。ブログほど更新頻度は多くありませんが、写真を多く使用し、目で見て音楽の楽しさを感じていただけるようにしています。
ピアノ教室や音楽教室に通われていない方でも、長く音楽を趣味として楽しんでいただけるように、そのご支援が少しでもできればと思います。

ヨーロッパ音楽紀行

ヨーロッパ音楽紀行・ロシア・サンクトペテルブルグ1

サンクトペテルブルグ ペテルゴフ

ロシアのクラシック音楽では、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などを作曲したチャイコフスキーが有名ですが、チャイコフスキー以外にも、ロシア5人組やラフマニノフ、プロコフィエフ、 スクリャービン、ショスターコーヴィチなど、ロシアはクラシックの音楽家が大変多い国でもあります。

元々クラシック音楽はイタリアで生まれますが、その後 声楽(歌)と器楽に分かれ、声楽はそのままイタリアで発展したため、現在でも「オペラ」の本場はイタリアとなりますが、 ピアノなどの器楽は、楽器を作る職人と共にヨーロッパ大陸を北上し、オーストリアのウィーンで発展していきます。ロシアは、そんなクラシック音楽の北限と言えるのかもしれません。

18世紀、ロマノフ王朝の4代皇帝ピョートル1世(ピョートル大帝と呼ばれます)は、国家名称をロシア帝国とし、ヨーロッパ東方の辺境国家だったロシアの近代化へ向けた大改革を推し進めます。 ヨーロッパ音楽も文明の象徴として捉え、積極的に取り入れたことで、上流階級を中心にクラシック音楽はロシア国内に急速に浸透し、 ロシアの伝統的な音楽と組み合わさって独特の音楽を創り出していきます。

今回は、そんなロシアの街を旅してみました。まずは、ピョートル大帝が創り出した芸術の都・サンクトペテルブルグからです。ソ連時代には、レニングラードと呼ばれていました。

チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフ、ルービンシュタイン、小説家では「罪と罰」を書いたドストエフスキーなど多くの芸術家がサンクトペテルブルグで活躍をし、そして今もこの地に眠っています。

サンクトぺテルブルグは、1713年から約200年間ロシア帝国の首都でもありました。絢爛豪華な宮殿と中世の街並みは独特の雰囲気を作り出しており、現在その多くがユネスコの世界遺産となっています。

サンクトペテルブルグの市街

最初は、ペテルゴフを観光します。パリのヴェルサイユ宮殿をモデルに建設されたピョートル大帝の夏の離宮です。

ペテルゴフは、サンクトペテルブルグの市街から少し離れていますが、エルミタージュ美術館前から出ている水上バスに乗ると35分で行くことができます。

サンクトペテルブルグ・水上バス

水上バスと言っても高速艇で、結構なスピードで水面を走ります。

サンクトペテルブルグ・水上バス

しばらく進むと、建物が立ち並ぶ市街から離れ、辺りは長閑な雰囲気になってきました。

サンクトペテルブルグから水上バスでペテルゴフへ

そして、ペテルゴフの船着場に到着です。乗ってきた水上バスから降ります。

ペテルゴフの船着場

水上バス・ペテルゴフの船着場

ここから歩いて宮殿へと向かいます。

ペテルゴフ・宮殿へ

宮殿が見えてきました。徐々に大きくなってくる宮殿の建物は、期待を膨らませてくれます。

ペテルゴフ・宮殿へ

この宮殿の見どころは、何と言っても無数にある噴水です。短いロシアの夏を思いっきり楽しみたいと願う皇帝の思いが伝わってくるようです。

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

パリのヴェルサイユ宮殿にも無い、華やかな雰囲気です。

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

階段を上って、宮殿から船着場を見ると、このような景色です。

ペテルゴフ・宮殿から船着場を見る

宮殿の内部も豪華ですが、残念ながらこの内部の撮影は禁止されていました。しかし、この外の噴水を見るだけでも、この宮殿の素晴らしさを堪能することができます。

この夏の宮殿の敷地は広く、敷地内には、この他にも様々な噴水があります。

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

こちらは、白と黒のチェス盤に見立てた噴水です。ドラゴンの口から水が流れ出しています。

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

宮殿内の公園だけでも、丸1日楽しむことができるのではないでしょうか。

ペテルゴフ・宮殿の噴水

ペテルゴフ・宮殿の噴水

また水上バスでサンクトペテルブルグの市街へ戻り、観光を続けます。

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目次
ヨーロッパ音楽紀行
ロシア・サンクトペテルブルグ
フランス・パリ
オーストリア・ウィーン
オーストリア・ザルツブルグ
チェコ・プラハ
ドイツ・ドレスデン
ドイツ・ライプツィヒ
ドイツ・ワイマール
ドイツ・アイゼナハ
ドイツ・ベルリン
ラ・フォル・ジュルネ
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2015・パシオン (ブログ)
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