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無料楽譜でピアノレッスン:「ブラームスの子守唄」(Brahms' Lullaby)
「ブラームスの子守唄」
第14回目は、「Brahms' Lullaby」という曲です。日本では、「ブラームスの子守唄」として有名です。よくオルゴールなどでも耳にする曲です。
この曲の楽譜と、MIDI の音は以下にあります。(
FREE PIANO MUSIC!サイト内
)
Brahms' Lullaby (楽譜)
Brahms' Lullaby (MIDI)
この曲のポイント
この曲は、両手ともト音記号で書かれています。そのため、手のポジションに気を付けてください。
(図) 1小節目
特に、左手の位置は要注意です。真ん中のドの音に、左手の5の指をのせた位置になります。 このときの姿勢にも注意してください。全体的に高い音を使用する曲だからといって、椅子を右に動かしたいしないでください。
また、この曲は、アウフタクトの曲です。弾き始めに注意しましょう。 アウフタクトは、
第12回目の「マイボニー」
でも出てきました。 この曲の場合、4分の3拍子の曲で、一番始めの小節に1拍分しか書かれていません。足りない2拍を先に数えて、3拍目のカウントと同時に弾き始めましょう。
フレーズの境目も、小節の区切りではありません。以下の部分が、フレーズの境目になります。
(図) フレーズの境目
・ 2段目の1小節目の2拍目と3拍目の間
・ 2段目の5小節目の2拍目と3拍目の間
・ 3段目の4小節目の2拍目と3拍目の間
・ 4段目の3小節目の2拍目と3拍目の間
フレーズは、歌で例えますと、呼吸(ブレス)をするところになります。
ほんの少し右の手首を持ち上げますと、自然に指が鍵盤から離れて、微妙に音が切れます。 こうすることで、音楽的な塊がはっきりして、メロディーラインが美しく聴こえてきます。 やりすぎますとフレーズの最後の音が短くなりすぎて、わざとらしい演奏になってしまいますので、加減して行うようにして下さい。
3段目、3小節目および4小節目の右手の最初の音では、ドとファ、およびドとミの音を同時に弾き始めますが、それぞれの音の長さが異なります。
(図) 3段目3,4小節目
1の指で弾くドの音は伸ばしながら、もう1つの指は別の音を弾いていきます。 もう1つの音まで一緒に伸ばしてしまいがちですので、この部分の部分練習を十分行うようにしましょう。
4段目の4小節目から5小節目の右手部分に書かれている記号は、オクターブ記号です。
(図) 4段目4,5小節目
記号の書かれている部分のみ、1オクターブ高くして演奏します。左手は楽譜通りの高さのままですので、十分に気を付けてください。 また、左手の最後の音は、少し飛びます。指番号が書かれていませんが、1の指よりも、2か3の指で弾いた方が弾きやすいかと思います。
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