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無料楽譜でピアノレッスン:シューベルト作曲「アヴェ・マリア」(Ave Maria)

シューベルト作曲「アヴェ・マリア」

第15回目は、シューベルト作曲の「Ave Maria」という曲です。 日本では、シューベルトのアヴェ・マリアとして有名です。元々は宗教音楽ではありませんが、結婚式や披露宴などで聴くことも多いかと思います。

この曲の楽譜と、MIDI の音は以下にあります。(FREE PIANO MUSIC!サイト内)

この曲のポイント
この曲は、8分の6拍子の曲なので、8分音符が1拍伸ばす音符になります。 長さの基準となる音符が、よく使われている4分音符ではないので、音符の長さに気を付けてください。(4分音符は2拍伸ばす事になります)

また、この曲はファにシャープの調号が付くト長調の曲です。曲の中には、臨時記号でもシャープが出てきます。 この調号や臨時記号の読み方を正確に理解し、正しく譜読みをしましょう。自信が無い方は、以下のピアノ・コンシェルジェのページをご参照ください。

高いドに#が付く場合、低いドも#の記号で弾きますか?

例えば、2ページ目の2段目、1小節目の左手は全ての音にシャープが付くことになります。 2小節目は、レの音にはシャープが付きますが、他の音には付きません。前の小節につられて、ラにシャープを付けてしまわないように注意しましょう。通常の白鍵盤のラを弾きます。


(図) 2ページ目2段目1,2小節目

1段目3小節目から2段目にかけてと、2ページ目の4段目3小節目から5段目にかけて、右手はタイが書かれています。 見落とさないようにしましょう。(タイで結ばれた後の音符は弾かずに、2つの音符を合わせた長さだけ伸ばします)。


(図) 1段目3小節目から2段目

1段目の1・2小節目、3段目2小節目、2ページ目の3段目3小節目の右手部分は空白になっています。(この楽譜では何故か省略されていますが)本来は全休符が書かれるところです。


(図) 1段目の1,2小節目

また、左手の3段目2小節目4拍目のレは、大変間違えやすい音です。読み間違えないようにしましょう。


(図) 3段目2小節目

曲の一番最後に右手で弾くソとシの和音はメロディーの音ではありませんので、なるべく弱く弾くようにしましょう。


(図) 曲の最後

そして、最後に、この曲には、"with pedal" という指示があります。 ペダルを踏む練習もしてみましょう。この曲を練習する際は、まずはペダルなしで練習をして、すらすらと弾けるようになってから、ペダルを使うようにしましょう。 ペダルの練習方法については、以下のページに詳しく書いていますので、参考にしてください。

ピアノのペダルの練習方法

この楽譜には、ペダルを踏むタイミングが書かれていませんが、まずは、各小節ごとに踏んでいきます。 具体的には、1拍目の音を弾いた直後にペダルを踏み、そのまま踏み続けて、次の小節の1拍目を弾くと同時にペダルを戻し、またペダルを踏みます。 これを「ペダルを踏み変える」と言います。


(図) ペダルを踏み変える

このペダルの操作に慣れてきましたら、4段目の1小節目、2ページ目1段目の2小節目、2ページ目2段目の3小節目では、音が濁る可能性があるので、途中の4拍目でも更にペダルを踏み変えるようにしてみましょう。


(図) 4段目1小節目

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無料楽譜でピアノレッスン

目次
1. 藁の中の七面鳥
2. 新世界より家路
3. ちょうちょ
4. 交響曲第5番「運命」
5. 聖者の行進
6. 線路は続くよ、どこまでも
7. 月の光に
8. トッカータとフーガ ニ短調
9. アビニョンの橋の上で
10. 主よ、人の望みの喜びよ
11. ペールギュントより朝
12. マイボニー
13. マクドナルドおじさん
14. ブラームスの子守唄
15. アヴェ・マリア
16. The Entertainer
17. 大きなのっぽの古時計
18. カノン
19. ワルツィング・マチルダ
20. 牧人 羊を
21. 四季より秋
22. アメイジング・グレイス
23. 闘牛士の歌
24. グリーンスリーブス
25. ダニー・ボーイ
26. カルメンよりハバネラ
27. ソナタ「月光」第1楽章
28. A Nation Once Again
29. 雨だれ
30. Rock Solid Blues

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