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無料楽譜でピアノレッスン:スコット・ジョプリン作曲「The Entertainer」

スコット・ジョプリン作曲「The Entertainer」

第16回目は、スコット・ジョプリン作曲の「The Entertainer」という曲です。日本でも、テレビの BGM などでよく使用されています。

この曲の楽譜と、MIDI の音は以下にあります。(FREE PIANO MUSIC!サイト内)

この曲のポイント
まず、楽譜に書かれている、この記号は、アッラ・ブレーヴェ(alla breve)と言い、2分の2拍子であることを意味します。今後も出てきますので、覚えておきましょう。


(図) アッラ・ブレーヴェ

2分の2拍子では、2分音符を1拍として数えていきます。したがって、普段1拍として数えている4分音符は半拍伸ばす音符ということになります。 拍子の数え方に注意しましょう。

この曲の速さについては、最終的な目標として、2分音符=120位の速さで弾けることを目指されるとよいでしょう。

1・2小節目の右手部分の音の上に、オクターブ記号が書かれています。


(図) 1,2小節目

音符の上に書かれていますので、書かれている高さよりも、1オクターブ高い音を弾いていきます。 次の 3・4小節目は通常通りの高さで弾きます。1・2小節のメロディーを、1オクターブ低くして3・4小節目で弾くことになりますね。

2段目の4小節目1拍目の音に、フォルテ(強く)が書かれています。


(図) 2段目4小節目

曲の始めからこの音までが、音楽的に1つ目のかたまりで、前奏部分となります。 特にこの音は最後の音なので、しっかりと音を出して弾きましょう。音楽がぐっと締まった印象になります。

また、その際、次の音(右手のレ)からはピアノ(弱く)で弾きます。 この強さを守ることで、先程のフォルテで弾く音が引き立ちますので、合せて気を付けてください。

この曲は、全体的に楽しく華やかな雰囲気の音楽です。そのような場合、左手の伴奏は音を短めに弾くことで、軽やかな音楽になっていきます。 スタッカートが書かれていないところでも意識して弾いてみてください。和音でも同様に短めに弾いていきます。

3段目4小節目の1拍目の裏に弾く、右手のドは1番の指で弾きます。


(図) 3段目4小節目

前の小節で同じ音を弾いていますが、ここは5番で弾いています。 4分休符のところで素早く指替えをして遅れないようにしましょう。

2ページ目の4段目2小節目の2拍目、右手のドからは、ピアノ(弱く)で弾き始め、曲の最後に向かって、クレッシェンド(だんだん強く弾く)をかけていきましょう。 この楽譜には書かれていませんが、通常このように弾いていきます。

そして、最後はしっかりと音を出して、華やかに曲を終わらせましょう。

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無料楽譜でピアノレッスン

目次
1. 藁の中の七面鳥
2. 新世界より家路
3. ちょうちょ
4. 交響曲第5番「運命」
5. 聖者の行進
6. 線路は続くよ、どこまでも
7. 月の光に
8. トッカータとフーガ ニ短調
9. アビニョンの橋の上で
10. 主よ、人の望みの喜びよ
11. ペールギュントより朝
12. マイボニー
13. マクドナルドおじさん
14. ブラームスの子守唄
15. アヴェ・マリア
16. The Entertainer
17. 大きなのっぽの古時計
18. カノン
19. ワルツィング・マチルダ
20. 牧人 羊を
21. 四季より秋
22. アメイジング・グレイス
23. 闘牛士の歌
24. グリーンスリーブス
25. ダニー・ボーイ
26. カルメンよりハバネラ
27. ソナタ「月光」第1楽章
28. A Nation Once Again
29. 雨だれ
30. Rock Solid Blues

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