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ウィーン・クラシックス グリーンホール相模大野

ウィーン・クラシックス

ウィーン・クラシックス

文化の日は、世界的に有名な名門ウィーンフィルなどのメンバーによる「ウィーン・クラシックス」というコンサートを聴きに行ってきました。会場は、グリーンホール相模大野大ホールです。

このコンサートは、ウィーン国立歌劇場来日記念特別演奏会で、ベテランから若手と思われる方まで15人のメンバーで編成されています。
今回のプログラムは、すべてモーツアルトの作品でしたが、交響曲からヴァイオリンコンチェルト、ファゴットコンチェルト、室内楽など、多彩な種類の音楽が演奏されました。 昔から「音楽の都」と呼ばれているウィーンを本拠地にしているウィーンフィルなどのメンバーが自国のモーツアルトを演奏するので、とても興味深く拝見しました。

メンバーの方々が奏でる音楽は、とても柔らかい音で、甘く、とろけそうな、優雅な香りが漂ってくるようなものでした。 「これが本場のウィーンナートーン」なのかと思いました。 それと同時に、音楽のメリハリもあり、色々な表情が見えてくる音楽でもありました。

コンチェルトでは、同じメンバーがソロを務めていましたので、これ以上ないくらいに息のあった演奏をされていました。 また、ファゴットコンチェルトでは、今まで指揮をしていた方がソロもされていたので、とても驚きました。(よく見るとこの方は、普段ファゴット奏者として活動させているようです) ピアノコンチェルトでピアニストが指揮も兼任するのは、時々見ますが、今回のようにファゴット奏者が指揮も兼任するというものは、大変珍しく初めて見ました。

今回演奏を聴いていて一番印象に残った事は、メンバーの皆さんが、とてもリラックスをして楽しそうに演奏をされていたことです。 同じパートの方同士で目で合図をされていたり、他のパートの奏者の様子を見ながら合わせて弾いていたり・・・、まるで普段の演奏の風景そのままなのです。
演奏しているメンバーも聴衆も一緒になって、モーツアルトの音楽を楽しんだひと時でした。

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