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2007楽器フェア(パシフィコ横浜) |
楽器フェアは、2年に1度開催される、楽器のイベントとしては日本最大規模のものです。2007年は、パシフィコ横浜で開催されました。
会場には、アコースティックの楽器や電子楽器など、さまざまな楽器が展示されています。
会場に入って、最初に目に入ったのは、消音機能付きピアノ(サイレントピアノ)の内部の展示です。
鍵盤の下についたセンサーが、その鍵盤を弾いたときの強さを検出して、電子音源に信号を伝えるような仕組みになっています。
会場には、スタインウェイも出展しており、ボストンピアノなどと共に展示されていました。
ドイツの名器、ベヒシュタインも展示されています。
こちらは、チェコの名器、ペトロフです。
黒鍵がなく、白鍵だけのピアノも見つけました。「シン・ハッケン」という名前も面白いですね。
ピアノが弾ける人にとっては、かえってパニックになりますが、黒鍵があることで難しそうと感じられる初心者の方には、弾く鍵盤の数が減るのでよいのかもしれません。楽譜も黒鍵のないハ長調で弾けるようにアレンジされているようです。
こちらは、120年前に日本に輸入された米国チッカリング社製スクエアピアノ(東京藝術大学所蔵)を、日本ピアノ調律師協会が修復したものです。日本に持ち込まれた初期のピアノです。
可能な限り当時のままの材料と作業方法で、限りなくオリジナルに近い状態で復元された物のようです。
実際に触って音を出すことができますが、現在のピアノと比べて、とても鍵盤が重く、そして音が出しにくいものでした。力一杯叩かないと鳴らないような感じです。ピアノが、弦を叩く打楽器であることを、改めて感じさせるものでした。
また、東京藝術大学に所蔵されている、日本に最初に持ち込まれたバイエルの教本も展示されていました。
やはり、日本の住宅事情のためか、防音ルームの展示も目立ちます。カワイやヤマハのアビテックス以外にも、いくつか防音ルームの展示と、実際に音をどの程度消すことができるのか、そのデモンストレーションが行われていました。
「マンションで24時間ドラムOK」というのは、かなりの防音だと思いますが、そのような謳い文句の商品もありました。
ヤマハは、楽器フェアの中でも最大規模の展示をしていました。
こちらは、ヤマハの高価格帯の電子ピアノの内部です。ヤマハのグランドピアノの鍵盤と同様な作りをしていることをアピールしていました。
電子ピアノは、すごい勢いで、高機能化が進んでいます。モニターに、楽譜を表示させて演奏支援する機能も搭載されてきています。
ピアノに限らず、他の楽器も電子楽器になってきています。こちは、チェロの電子楽器です。
最近は、楽器フェアでも、アコースティック楽器が減ってきているように思いますが、普段はなかなか触れない楽器に触れることもできますので、楽器に興味がある方は、次回の楽器フェアーに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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