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ヨーロッパ音楽紀行 |
次は、ザルツブルグの旧市街へ入っていきます。
旧市街と新市街の間には、ザルツァッハ川が流れています。ホーエンザルツブルグ城を中心とした旧市街が望める川の対岸には、カラヤンの生家があります。クラシック音楽界に君臨し続けた指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは、1908年4月5日に、この家で生まれています。
庭には、カラヤンの像がありました。
橋を渡って、旧市街に入ると、そこは別世界です。
ゲトライデ通りと呼ばれる旧市街のショッピング通りには、店の軒先に鉄細工の看板が飾られ、おとぎの国のようです。
クリスマスの飾りなども売られていました。
そして、このゲトライデ通りに、モーツァルトの生家があります。
(BGMを用意しました)
モーツァルト作曲 メヌエット ト長調
モーツァルトは、この建物の4階で、1756年に生まれ、それから17歳になるまで、この家で育ちました。現在は、モーツァルトの博物館となっており、再現された当時の台所や部屋の様子を見ることができます。
博物館の中は、撮影が制限されていますが、モーツァルトが愛用し、数々のピアノ協奏曲を作曲する時に使われたフォルテピアノや、直筆の楽譜などを見ることができます。
このゲトライデ通りを更に進むと、モーツァルトの像が立つモーツァルト広場へと出ます。
もともと、ミヒャエル広場と言われていたようですが、1842年にモーツァルトの像が置かれてからは、モーツァルト広場と言われるようになったようです。
この広場は、大司教の邸宅だったレジデンツにも近く、レジデンツ広場に繋がっています。
このレジデンツ広場の中央には、バロック様式の大きな噴水があるのですが、残念ながら現在修繕中で、見ることはできませんでした。
このレジデンツ広場の先には、ザルツブルグ大聖堂があります。モーツァルトは、ここで洗礼を受け、オルガン奏者も務めました。また、カラヤンの葬儀も、ここで行われています。
大聖堂の内部は、大理石がふんだんに使われた、すばらしいものでした。
6000本のパイプが使われているパイプオルガンは、ヨーロッパでも最大級のものです。
このザルツブルグ大聖堂を出て西へ進むと、祝祭劇場があります。
ここは、毎年夏に行われるザルツブルグ音楽祭のメイン会場です。大小3つのホールがあり、大ホールは、1960年にカラヤン指揮によるリヒャルト・シュトラウス作曲の「ばらの騎士」でこけら落としが行われました。
夜には、再度ミラベル庭園へ行き、ライトアップされたホーエンザルツブルグ城を見ました。
この辺りは、空気がきれいなせいか、天の川を見ることもできました。
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