ヨーロッパ音楽紀行

ヨーロッパ音楽紀行・ウィーン５

古楽器博物館のある新王宮を出て、再び時計周りにリンクを進みます。

左には、ギリシャ神殿風の国会議事堂が現れます。

オーストリア・国会議事堂

この向かいには、フォルクス庭園と呼ばれる王宮の庭園があります。この庭園の秋のバラは、とてもきれいに咲いていました。

フォルクス庭園のバラ

(BGMを用意しました)
マクダウェル作曲
森のスケッチより「野ばらに寄す」

(この曲の音楽CD)

フォルクス庭園

更に進むと、ブルク劇場が現れます。

このブルク劇場は、演劇とミュージカルの劇場として、ドイツ語圏で最高峰の劇場と言われています。
この向かいには、ルネッサンス風の市庁舎が建っています。

ウィーン市庁舎

この市庁舎前の広場では、ちょうど、FILMFESTIVAL (フィルム・フェスティバル)が開催されており、屋台なども出て賑わっていました。

ウィーン市庁舎・フィルムフェスティバル

このリンクを更に進むと、ベートーヴェンが1804年から1815年にかけて暮らしていた家(パスクァラティハウス)があります。

ベートーヴェンの家(パスクァラティハウス)

この建物の狭いらせん階段を上がった５階にベートーヴェンは暮らしていました。

ベートーヴェンの家・らせん階段

ベートーヴェンというと、耳が聞こえなくなってからの、もじゃもじゃの髪の毛と怖い顔を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ここでは、若い頃の肖像画や、手書きの楽譜、生前のマスクなどを見ることができます。

パスクァラティハウスの中

また、ピアノ曲として有名な「エリーゼのために」も、ここで作曲されたものです。
「エリーゼのために」のエリーゼが誰のことを指しているのか、いくつもの説がありますが、ベートーヴェンが愛した「テレーゼ・マルファッティ」という女性の「テレーゼ」が、なんらかの理由で「エリーゼ」と読まれるようになったという説が有力です。このパスクァラティハウスにも、そのテレーゼの肖像画が飾られていました。

このベートーヴェンの家の窓からは、向かいに、ウィーン大学が見えました。

ウィーン大学は、12人のノーベル賞受賞者を含む多くの有名人を排出した名門大学です。
ただ、この場所に移転されたのは、ベートーヴェンが暮らしていた時期よりは後のようなので、ベートーヴェンの見ていた風景は、違ったものだったのでしょう。

そして、ウィーン大学を越えて更に進むと、白い塔が美しいヴォティーフ教会が見えます。

外側は、修復中でしたが、中のステンドグラスはきれいでした。

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