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ヨーロッパ音楽紀行 |
次は、ニコライ教会です。ライプツィヒでは、一番大きい教会です。この教会での祈祷集会が民主化デモへと発展し、ベルリンの壁崩壊へと繋がっていきます。東西ドイツ統一の道を開いたところです。
夏時間ということもあり日が長いのですが、19時を超えるとさすがに日も傾いてきます。夕食を食べるレストランを探すために、再び旧市庁舎へと戻ってきました。
旧市庁舎の中は歴史博物館となっているようですが、お店も多く入っています。その中に、ブリュートナーのお店がありました。
ブリュートナーは、日本ではあまり見かけませんが、ドイツを代表する老舗の一流ピアノメーカーでライプツィヒが本拠地となります。東西冷戦下、一時国営化されますが、現在ではブリュートナー家に経営権が戻り、ヨーロッパでは高い評価を得ています。
旧市庁舎の隣に、メードラーパッセージュ(Maedler Passage)というショッピングアーケードがあります。この地下には、アウアーバッハス・ケラー(Auerbachs Keller)という名前の有名なワイン酒場兼レストランがあります。
ゲーテや森鴎外も通ったところで、ゲーテの「ファウスト」にも登場します。入り口には、ファウストとメフィストフェレスなどの像がありました。
ライプツィヒでも、ランチや夕食の時間には路地に多くのパラソルが開き、外でも食事を楽しむことができます。そんな路地に、カフェ・バウム(Coffe Baum)がありました。こちらも古いカフェ兼レストランで、シラーやリスト、ワーグナーなども常連だったようです。
結局夕飯は、ビール会社が経営するパウラーナーというお店で、ドイツ料理のソーセージを堪能しました。夕食が終わった頃には、もう外は真っ暗です。
ここで、再びライプツィヒの中央駅へ戻りました。
外から見ても大きいのですが、実際中に入っても、その規模の大きさに驚きました。また、プラットフォームもかなりの数がありました。
駅の中はモールにもなっており、地下にお店がたくさん入っています。「駅ナカ」といったところでしょうか。なお、ドイツだけでなくオーストリアやチェコでもそうですが、駅に改札というものがありません。切符は、電車が走り出してから車掌がチェックするというシステムです。そのため、このモールには切符がなくても自由に入れます。
この中に入っているレストランは比較的遅くまで営業しており、お土産屋さんも多いので重宝しました。
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