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ヨーロッパ音楽紀行 |
カレル橋を渡り、プラハ城のある西岸に入ると、そこにはおとぎの国のような中世の街並みが広がっています。ここですぐに目に飛び込んでくるのが、聖ミクラーシュ教会の塔です。
(BGMを用意しました)
スメタナ作曲 「メロディーの宝箱」より 第1番 前奏曲
聖ミクラーシュ教会は、元々はゴシック様式の教会でしたが、18世紀初頭から約50年かけて、現在のような豪華なバロック様式の教会となりました。
聖ミクラーシュ教会の内部の装飾は素晴らしく、天井のフレスコ画も見ごたえがありました。
モーツァルトは、1787年に、この教会でパイプオルガンを演奏し、モーツァルトが死去した際には、この教会で世界に先駆けて追悼ミサが行われています。
聖ミクラーシュ教会を出て、さらに坂を登っていくと、プラハ城にたどり着きます。
このプラハ城から見た街の風景が、こちらです。目に焼き付くような、オレンジ色の屋根が続いていました。
プラハ城は、歴代の王の居城で、城壁に囲まれた敷地の内部には、王宮の他、教会や修道院、召使いなどが住んでいた住居などが建っています。
プラハ城に入って、最初に目に入るのは、巨大な「聖ヴィート大聖堂」です。
聖ヴィート大聖堂の内部の写真がこちらです。聖ミクラーシュ教会を見た後ですと、若干質素に感じますが、ステンドグラスの素晴らしさが印象に残ります。
16世紀まで王宮として使われた旧王宮を見学することもできます。
この旧王宮の入ってすぐのところには、ヴラディスラフホールと呼ばれるホールがありますが、完成当時は、ヨーロッパで最大のホールだったようです。かつては、王の戴冠式がここで行われ、現在でも、大統領選挙で使われているそうです。
更に進んだ先には、紋章が描かれた部屋などがありました。
このプラハ城の中には、「黄金小路」と呼ばれる路地があります。色とりどりの小さな家が並んだ、まさに「おとぎの国」です。
元々は、城に使える召使の住居だったようですが、後に錬金術師たちが住むようになったため、この名前が付いたようです。
この住居の2階部分は、中世の鎧などが展示されていました。
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