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ヨーロッパ音楽紀行・ロシア・サンクトペテルブルグ6
サンクトペテルブルグの最終日は、ロシアの有名な芸術家たちが眠るアレクサンドル・ネフスキー修道院を訪ねました。 地下鉄3号線か4号線で、修道院の近くまで行くことができます。
この修道院は、ピョートル大帝が建てたもので、聖人アレクサンドル・ネフスキーの聖骸を納めているため、アレクサンドル・ネフスキー修道院と呼ばれます。
敷地は広く、聖堂や教会、墓地の他、神学校もあります。
門の前に来ましたが、このピンク色の修道院(教会)は、ロシア独特なのでしょうね。
こちらは、敷地内にあるトロイツキー聖堂です。アレクサンドル・ネフスキーの聖骸が納められています。中は、撮影禁止でした。
修道院の墓地は3つの区画に分かれていますが、そのうちの1つの区画にはロシアで活躍した多くの芸術家のお墓が集まっています。
お墓の入口近くには、小説家フョードル・ドストエフスキーのお墓がありました。 代表作の「罪と罰」をはじめ、日本でも多くの人が、ドストエフスキーの名前はご存じですね。
近代ロシア音楽の父と呼ばれるミハイル・グリンカのお墓もありました。裕福な貴族の家庭に生まれたグリンカは、 イタリアやドイツなどでヨーロッパ音楽を学び、それを吸収した上で、ロシア的なクラシック音楽を作り出していきました。
次は、ロシア5人組のお墓です。ロシア5人組は、グリンカの意思を受け継ぎ、ヨーロッパ音楽の模倣ではなく、ロシアの国民音楽を作り出そうと結束した集団でした。 お墓も、5人のお墓が並んであります。
最初は、ミリイ・バラキレフのお墓です。バラキレフは、グリンカの愛弟子で、ロシア5人組の中でも指導的な役割を果たしました。
その隣は、チャイコフスキーのライバルでもあったリムスキー=コルサコフのお墓です。
その隣は、
ピアノ組曲「展覧会の絵」
などが有名な、モデスト・ムソルグスキーのお墓です。 よく見ると、墓石に楽譜とピアノが彫られています。
次は、アレクサンドル・ボロディンのお墓です。ボロディンは、作曲家でありながら、化学者でもあり、医者でもありました。 特に、化学者として有名で、収入の多くはこの分野で得ていたようです。
その隣は、ツェーザリ・キュイのお墓です。軍事教練の専門家でありながら、作曲活動も行っていました。
そして、ひときわ目立つ大きなお墓が、ピョートル・チャイコフスキーのお墓です。
チャイコフスキーは、1840年にロシアのウラル地方で生まれ、早くから音楽の才能を持ち合わせていましたが、 両親の教育方針により10歳の時にサンクトペテルブルクの法律学校に入り、その後 法務省に勤めます。 しかし、21歳の時にサンクトペテルブルク音楽院に入学し、法務省を退職、音楽家として活躍をしていきます。
26歳の時には、現在でも世界的に有名で最高峰の音楽学校であるモスクワ音楽院の講師になり、バレエ音楽「白鳥の湖」を始め代表作を次々と生み出していきました。 53歳でコレラにより生涯を終え、このサンクトペテルブルグの地に眠っています。
チャイコフスキーのお墓の向かいには、アントン・ルービンシュタインのお墓があります。サンクトペテルブルグ音楽院を創設したことで有名です。
アレクサンドル・ネフスキー修道院を観光した後は、地下鉄4号線に乗ってサドーヴァヤ駅へ行き、サンクトペテルブルグ市街の西側を歩いてみました。 グリボエードフ運河沿いを歩いていくと、ライオン橋が見えてきます。
更に西へ進むと、サンクトペテルブルグ音楽院があります。
アントン・ルービンシュタインが創設したロシアで最初の専門的な音楽教育機関です。 リムスキー=コルサコフも、ここで教鞭をとりました。 また、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどは、この音楽院で学んでいます。
この建物の向かって左側の広場には、リムスキー=コルサコフの銅像が立っていました。
そして、もう一方の右側の広場には、近代ロシア音楽の父グリンカの像が立っています。
サンクトペテルブルグ音楽院の向かいには、マリインスキー劇場があります。
オペラとバレエ専用の劇場で、モスクワのボリショイ劇場と並ぶ名門です。 元々は、ロシア帝国時代に建てれたら皇室の劇場でした。 チャイコフスキーの名作「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」は、ここで初演されています。
以上で、サンクトペテルブルグの観光は終了です。サンクトペテルブルグのプルコヴォ空港へと向かい、夕方の便でロシアの首都モスクワへと移動しました。
次は、モスクワを観光します。
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