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ヨーロッパ音楽紀行

ヨーロッパ音楽紀行・パリ16

ヴェルサイユ宮殿を見た後は、モーリス・ラヴェル博物館へも足を延ばしました。パリから西へ車で1時間ほどのモンフォール・ラモリ(Montfort-l'Amaury）という町にあります。ラヴェルが晩年を過ごした家ですが、現在ではモーリス・ラヴェル博物館として一般に公開されています。

モーリス・ラヴェルは、フランスを代表する作曲家で、作品としてはバレエ音楽の「ボレロ」が大変有名です。オーケストラで次々と異なった楽器構成により同じメロディーが奏でられ、メロディーもリズムも次第に勢いを増していく独特の音楽をご存じの方も多いのではないでしょうか。ピアノ曲としては、「亡き王女のためのパヴァーヌ」などが有名ですね。

パリから高速道路をしばらく走ると、のどかな田園風景が広がり始めます。

フランス・高速道路からの風景

高速道路を降りてからも、またしばらくまっすぐに伸びた道を走りました。

フランス・のどかな風景

そして、モンフォール・ラモリの町へ到着します。少し高台にある静かな町です。

フランス・モンフォール・ラモリの町へ到着

ラヴェルの家は、そこから更に石垣に囲まれた狭い道を登った先にありました。

フランス・モンフォール・ラモリ・ラヴェル博物館へ

こちらがその博物館です。

彼が亡くなるまで、ここで過ごしたことを示すプレートが掲げられていました。

モーリス・ラヴェル博物館・プレート

このモーリス・ラヴェル博物館は、完全予約制で内部を見るには事前の予約が必要です。予約された時間以外には、この建物には係員はいないようです。日本から、以下のサイトに掲載されているモンフォール・ラモリの観光案内所へ電話をして予約をすることができますが（英語は通じます）、現在は土日しか開館していないようでした。参加人数なども聞かれたので、団体であれば他の曜日でも開けてくれる可能性があるのかもしれませんが、残念ながら今回は土日に日程を合わせることはできず、内部を見ることができませんでした。

モーリス・ラヴェル博物館のページ (外部サイト)

博物館の中には、ラヴェルが弾いていたピアノもあり、小さなサロンや、日本庭園を模した庭もあるようです。「ボレロ」などの名曲も生み出したピアノは是非見てみたかったのですが残念です。

石垣の下からは、庭を少し見ることができました。紅葉などが植えてあるようです。

モーリス・ラヴェル博物館・石垣の下から見える庭