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ヨーロッパ音楽紀行

ヨーロッパ音楽紀行・パリ５

パリのオペラ座より少し東側の地区を見ていきます。ショパンは、21歳からパリで生活を始めますが、この地区はショパンがパリで最初に暮らしたところです。

オペラ座からイタリアン通りと歩いていくと、オペラ・コミック座（サル・ファヴァール）が見えてきます。オペラ・コミック座は 1783年に創設され、当時は「サル・ファヴァール」と呼ばれていました。これまでに2度焼失していますが、1898年に以前の面影を持った現在の建物が完成しています。ショパンやリストも、この劇場で何度か演奏をしているようです。

オペラ・コミック（サル・ファヴァール）

こちらが、オペラ・コミックの正面からの写真です。

オペラ・コミック正面

ここから少し東へ歩いたところに、ショパンがパリで最初に暮らしたアパートがあります。
残念ながら現在は当時のアパートの門しか残っていませんが、プレートには、ここにショパンが 1831年から1832年まで住んでいたことが書かれています。

パリ・ショパン最初の家・プレート

ショパンは、当時ここにあったアパートの6階（フランスの階の数え方だと5階）に住んでいました。バルコニーから見えるモンマルトルの眺めが気にいっていたようです。

パリ・ショパン最初の家

ここから、数分歩いたところには、旧パリ音楽院があります。

ショパンの家から北東方向へ

ショパンも、何度かここで演奏をしています。パリ音楽院（パリ国立高等音楽院）は、音楽の高等教育機関としては世界で最も歴史があり、現在でも最高峰の音楽院ですが、現在の校舎は少し郊外の19区に移っており、この建物はパリ国立高等演劇学院のホールとして使用されています。

旧パリ音楽院（パリ高等演劇学院ホール）

この後、歩くには少し距離がありますが、8区のサン・ラザール駅の近くにあるガブリエル・フォーレが友人のメサジュと住んだ家を見ました。

ガブリエル・フォーレの家の周辺

ガブリエル・フォーレが、ピアノ曲「舟歌」や「夜想曲」 (Amazonで試聴) などを作曲した家です。

ガブリエル・フォーレの家

ここから少し南下すると、パリの代表的なデパートであるギャラリー・ラファイエットやプランタンのある通りへ出ます。
ギャラリー・ラファイエット本店は、クリスマスのイルミネーションでも有名ですが、中のステンドグラスのドームもパリ観光スポットの１つになっています。

ギャラリー・ラファイエットパリ本店

すぐ隣りには、プランタンの本店があります。プランタンは、銀座にも支店があるので、日本でもおなじみですね。

プランタンパリ本店

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