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ピアノのしらべ:スメタナ作曲「メロディーの宝箱」

スメタナ作曲「メロディーの宝箱」



(2008年11月第14号のメールマガジンの記事を元にしています)
秋も深まってきました。 9月のメールマガジンでは、コンサートシーズンのお話をして、10月には、運動会のお話をしました。芸術の秋、スポーツの秋、ということになります。

でも、秋で思い浮かべることは、まだあります。秋の味覚を味わうという、食欲の秋です。松茸を代表とするきのこ類、秋茄子、銀杏、栗、柿など、秋には美味しいものが たくさん出回ります。グルメでなくても、色々と食事を楽しむ機会が増えるかもしれません。

歴史上のクラシック音楽の世界でも、グルメな作曲家たちがいました。その中で、おそらくナンバー1のグルメは、オペラ「セビリアの理髪師」や「ウィリアム・テル」でお馴染みのロッシーニでしょう。
なぜかと申しますと、このロッシーニの名前がつくお料理が、今でもフランス料理のメニューにあるからです。メインであるお肉料理の中にあるのですが、牛肉のステーキの上に、焼いたフォアグラとトリュフがのせてあるのです。お店によって、多少名前が変わるかも知れませんが、「牛肉のステーキ、ロッシーニ風」というように、必ず最後に「ロッシーニ風」という名前がついています。なんという贅沢な一品なのでしょうか。

お料理と音楽は、一見全く別の世界のように感じられますが、食材を色々と組み合わせて、まるでお皿に一枚の絵画を描くような、お料理の世界。音という素材を色々と組み合わせて、一つの音楽作品を作り出す音楽の世界。どちらも、「美しさ」を追求する芸術の世界の一つなんですね。
この秋、みなさまは、どんな芸術の世界を堪能されますか?

今回の「ピアノのしらべ」では、趣味の音楽・ヨーロッパ音楽紀行・プラハで紹介しましたチェコの作曲家スメタナ(1824年-1884年)のピアノ曲をお届けします。

スメタナは、チェコの音楽を芸術音楽にまで高めた作曲家で、交響詩「 わが祖国 」の「モルダウ」はご存知の方も多いことでしょう。
フランツ・リストの演奏を聴いて作曲家になる事を決意したスメタナは、自身もピアニストとして活躍をしていました。 残念ながら、なかなかピアノ曲を聴く機会が少ないので、ご紹介しようと思います。モーツァルトやショパンなどとはまた違った、独特の世界を持った優雅な曲です。

スメタナ作曲「メロディーの宝箱」より No.1 前奏曲  
(Windowsで聴く場合は左側の
WMP、MacやiPadなどは右側のMP3のアイコンをクリック)

曲のタイトルもとてもロマンティックですね。頻繁に手を交差して弾く曲ですが、曲の長さも手頃ですし、技術的にはさほど難しくありませんので、十分目標にできる曲です。

今回は、以下の楽譜を使用しました。

スメタナ ピアノ作品集 第1巻 スメタナ ピアノ作品集 第1巻

全音楽譜出版社

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