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ピアノのしらべ

ハチャトゥリアン作曲「少年時代の画集」より「小さな歌(アンダンティーノ)」



(2011年9月第82号のメールマガジンの記事を元にしています)
今回の「ピアノのしらべ」は、ハチャトゥリアン作曲 こどものアルバム 第1集「少年時代の画集」より第1番「小さな歌(アンダンティーノ)」をご紹介します。

今年はチャイコフスキーコンクールが開かれて話題となりましたが、ハチャトゥリアンは、チャイコフスキーと同じロシアを代表する作曲家です。 ロシアには、クラシック音楽の作曲家がとても多く、チャイコフスキーや、プロコフィエフ、ショスターコービッチ、ラフマニノフ、カバレフスキー、スクリャービン、 リムスキー=コルサコフ、ストラヴィンスキーなどが挙げられます。 代表的な作曲家だけでも、これほど挙げられるのですから、どれほど音楽家の層が厚いのかが、よくわかりますね。

ハチャトゥリアンの作品は、以前「ピアノのしらべ」のコーナーで「仮面舞踏会」より「ワルツ」をご紹介しましたが、今回が2作品目となります。

ハチャトゥリアンは、グルジアの製本屋をしている家庭に生まれました。
モーツァルトやベートーヴェンなどのように、小さい時から神童として活躍をしていたわけではなく、音楽の才能が認められて専門の勉強を始めたのは、18歳頃になってからです。

グネーシン音楽大学やモスクワ音楽院で学び、33歳の時に作曲したピアノ協奏曲 変ニ長調で、一躍有名になりました。
その後は、作曲や指揮者として活躍をしつつ、モスクワ音楽院やグネーシン音楽大学の教授なども務めました。 日本にも来日したことがあり、オーケストラと共演もしたようです。

37歳の時に、以前ご紹介をした「仮面舞踏会」の「ワルツ」を作曲し、39歳の時には、一番の代表作である「剣の舞」を作曲しました。 今回ご紹介する「少年時代の画集」は、もっと後の44歳の時に作曲されたものです。

「小さな歌(アンダンティーノ)」「スケルツォ」「お友だちは病気」「誕生日のパーティー」「エチュード」「昔のお話」「木馬」 「フォークダンス(ギャロップ)」「バレエのひとこま(インベンション)」「フゲッタ」の全部で10曲から構成される小品集で、とても民族色の強い作品になっています。

近・現代の音楽は、なんだか難しそうなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、今回ご紹介する作品は、テクニック的に弾きやすく、ゆっくりしたテンポの曲で、 見開き1ぺージという手ごろな長さですので、かなり弾きやすいと思います。

近・現代の作品を弾いたことがない方にも、チャレンジしやすい作品です。それでは、お聴きください。

ハチャトゥリアン作曲「少年時代の画集」より「小さな歌(アンダンティーノ)」  
(Windowsで聴く場合は左側の
WMP、MacやiPadなどは右側のMP3のアイコンをクリック)

難易度は、「エリーゼのために」よりも易しいです。

ハチャトゥリアン作曲「少年時代の画集」より「小さな歌(アンダンティーノ)」が収録された音楽CDをいくつかご紹介しておきます。

近・現代名曲集
木幡律子

ビクターエンタテインメント

ブルグミュラー18の練習曲

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