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ピアノのしらべ

ブラームス作曲 ワルツ集op.39より第15番



(2011年8月第80号のメールマガジンの記事を元にしています)
今回の「ピアノのしらべ」は、ブラームス作曲のワルツ集op.39より第15番をご紹介します。

ブラームスは、歌曲や交響曲、室内楽を数多く作曲しています。その中で有名な作品を挙げますと、「ドイツレクイエム」、 一世を風靡した「のだめカンタービレ」でも取り上げられていた交響曲第1番、そして以前「ピアノのしらべ」でもご紹介した 「ハンガリー舞曲集」より第5番などがあります。

今回ご紹介する「ワルツ集op.39より第15番」も、これらに匹敵するくらい有名な作品です。 とてもロマンティックで優美な雰囲気の音楽なので、BGMなどでも使われています。聴いたことがある方も多いと思います。

ドイツ生まれのブラームスは、幼い頃から音楽の才能を発揮して、13歳の時には演奏をして家計を助けていたそうです。

ウィーンで作曲家として新たな生活を始めた3年目の1865年、32歳の時に、この曲を作曲しました。以前ご紹介した「ハンガリー舞曲集」より第5番の、4年前になります。
ちょうど同じ年に、彼は母親を亡くしていますが、そんな時でもこうして傑作を生み出せるのは、天才のなせる技なのかもしれません。

元々は、ピアノ連弾用に作曲された曲ですが、とても評判が良かったため、ピアノソロ用に編曲されたり、 ブラームス自身の編曲により2台ピアノ版(調性が変わるものもあります)も作られました。

この作品は、ウィーンで活躍していた音楽評論家のハンスリックに献呈されましたが、ハンスリックは、 「真面目で無口なブラームス。あのシューマンの弟子で、北ドイツのプロテスタントで、シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。」と驚きを表したそうです。

ブラームスは、自己批判が強く、10代に作曲した作品のほとんどを処分してしまったり、無愛想な一面もあり、自分の気持ちを人に伝えるのが苦手だったそうです。 そんなブラームスが、このような甘くロマンティックな作品を作ったことに驚くのも無理はないかもしれません。

今回は、ピアノソロ用に編曲された曲を、更に弾きやすくアレンジして演奏しています。それでは、お聴きください。

ブラームス作曲「ワルツ集op.39より第15番」  
(Windowsで聴く場合は左側の
WMP、MacやiPadなどは右側のMP3のアイコンをクリック)

難易度は、「エリーゼのために」より難しいです。

ブラームス作曲「ワルツ集op.39より第15番」が収録された音楽CDをいくつかご紹介しておきます。

ブラームス:2台のピアノのための作品集

ワーナーミュージック・ジャパン

ブラームス:ハンガリー舞曲集/ワルツ集 Op. 39

Naxos

特撰!ピアノ名曲150 舞踏への勧誘/ルーマニア民俗舞曲

コロムビアミュージックエンタテインメント

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